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【アクセスジョブ静岡】自分を取り巻く雇用環境について知っていますか?
2025.01.30

みなさんこんにちは!就労移行支援事業所アクセスジョブ静岡です。
厚生労働省のホームページで令和6年の障がい者雇用状況の集計結果が公開されていることはみなさんご存じでしょうか?
→https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47084.html
民間企業、公的機関、独立行政法人での雇用障がい者数が前年より上回っており、民間企業での雇用については過去最高を更新したと発表されていますね。
つまり、それだけ障がいのある方の働くチャンスというのは増えており、民間企業での採用については年々増えているということが集計結果からわかります。
「障がい者雇用の求人は数が少なくて……」というお声もよく聞きますが、求人が少ないというのは一般求人と比べた際の話であって、決して障がい者向けの求人自体の数が少ないというわけではないのです。
求人そのものが少ないのではなく、「家から近くて残業がなくて……」「事務で正社員で……」「時給が1100円以上で週20時間から働けて……」と条件を絞っていくことで求人は少なくなっていくのです。
これについては、障がいのあるなしに関係はありません。
障がいを持っていない方が働こうとしても、条件は絞れば絞るほど求人の数は少なくなっていきます。
障がいがあろうとなかろうと100%自分の希望条件に合う仕事というのはそもそも無く、その中で80%、60%とある程度希望条件にあった求人の中から自分が出来ることを探している方がほとんどだということは忘れないようにしていきたいですね。
現在、良い求人がないとお思いの方は一度視点を変えて、こういった集計結果を見てご自身を取り巻く就職環境がどういった状況なのかを調べてみるのも良いかと思います。
集計結果の中には産業別の雇用状況に関する結果もありました。
法定雇用率を達成している企業が多い産業は「医療、福祉」や「鉱業、砂利採取業」、「農業、林業、漁業」などでしょうか。
逆に達成企業が少ないのは「情報通信業」「不動産業」「学術研究、技術サービス業」となっていますね。
普段求人検索をされている皆様であれば、これらの産業を見た時に「確かによく病院の求人は出ているなぁ……」や「確かにエンジニア関係の求人って経験者前提だもんなぁ……」と心当たりがある方もいらっしゃるかと思います。
みなさんにとってやりたい仕事が法定雇用率達成企業が多い産業に含まれているのであれば、そのままその業界で求人を探していけば比較的スムーズに就職が出来ることでしょう。
ですが、達成企業の少ない産業が希望職の場合は簡単にはいきません。
法定雇用率の達成企業が少ない産業ということは様々な理由が考えられます。
求人数が少ないのかもしれません。
定着が続かないのかもしれません。
実務経験や資格が求められるのかもしれません。
競争率の高い仕事であったり特別なスキルを求められる仕事だった場合には、ただ求人を探しているだけでは採用には繋がりません。
就労移行支援事業所などを活用して就労への訓練を行い必要な資格を取得していったり、定着支援を活用して長く働くための工夫をしていくことが大切ですね。
また、障がい者雇用に関する環境の変化は大きく、年々障がい者雇用が増えていることから「今は自分が出来る仕事をコツコツと続け、数年後にやりたい仕事に転職をする」という気持ちで働き始めるのも一つの考え方かもしれません。
数年もすれば多くの企業に障がい者雇用のノウハウが蓄積されるので、今までは出てこなかったような求人が増える可能性があります。
実際、精神障がいの方の雇用が増えてきている背景には企業側の精神の方に関する雇用に関するノウハウが蓄積されてきたことも理由の一つとして挙げられています。
この時に働いた経験が積み重ねられていないと、魅力的な求人は他のコツコツ働いてきた実績のある方のものになってしまうことでしょう。
転職をしないにしても自分に出来る仕事を長く続けたのであれば、それは慣れた仕事になるのでその後も安心して働いていくことが出来ますね。
こうした産業別の障がい者雇用の状況を調べることで、自分がどのように動けば良いかのヒントを得ることが出来ます。
身近な求人だけでなく、こうした社会全体の状況についても是非興味をもってみてくださいね✨
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