札幌市における就業・生活支援センターと就労移行支援について①
2023.08.16
札幌市における就業・生活支援センター（通称：なかぽつ）と障害者雇用と就業の継続にむけた就労移行の役割などについてお話をしていきます。
今回まずは就業・生活支援センターについて説明します。
【札幌市の就業・生活支援センター（なかぽつ）】
障害のある方が定期的に面談や相談を行い希望の就労生活に向けていくサービスです。障がいのある方の就業生活にかかわる自立を目指し企業や福祉や保健や教育などと連携をとる拠点となり定期的な面談を通じ就業面や就業にかかわる生活面の支援や相談を行います。必要に応じてその方にあった社会資源の提案や申請の同行なども行い、その方のサポートをしていきます。
あくまで一例ですが就職を希望される方への社会資源の提案では「就労移行支援」「就労継続支援A型」「就労継続支援B型」になりますが「自立訓練」などもあります。就労にかかわる生活面のサポートにおいては「グループホーム」「ヘルパー」などもあります。
就業・生活支援センター（なかぽつ）を利用しながら就労移行支援を利用している方は就職面は就労移行支援で生活面でのサポートは就業・生活支援センター（なかぽつ）と役割を変えて利用を継続されている方も多い状況です。
就労後のサポート（定着支援）も就労移行支援と同様に行いますが期限の定めはなく対応しています。
【札幌市の就業・生活支援センター（なかぽつ）の管轄】
札幌市には5か所あります。
1か所は北海道から委託を受けており、残りの4カ所は札幌市より委託を受けています、委託先が北海道と札幌市と違いますが行う相談機能は同様になっています。
北海道から委託をうけている1か所は札幌市全域を担当し、札幌市から委託をうけている4カ所は札幌10区をそれぞれ管轄区として活動をしています。
詳しくは下記を参照ください。
（北海道から委託をうけている）
札幌障がい者就業・生活相談室たすく「札幌市全域」
（札幌市から委託をうけている）
就業・生活応援プラザとねっと 「中央/西/南/手稲区を管轄」
就業・生活相談室からびな 「北/東区を管轄」
就業・生活相談室テラス 「白石/豊平/厚別/清田区を管轄」
就業・生活相談室しんさっぽろ 「白石/豊平/厚別/清田区を管轄」
【札幌市の就業・生活支援センター（なかぽつ）の余暇の支援】
札幌市から委託をうけている就業・生活支援センター（なかぽつ）3ヶ所には就職者のみが利用できる余暇のサービスを行う地域活動支援センター（就職者支援型）を行っているところもあります。利用の際には各就業・生活支援センターの登録はしなくとも地域活動支援センター（就職者支援型）のみの登録で利用ができます。
就業・生活応援プラザとねっと 「わーくカフェジョイン」
就業・生活相談室からびな 「～NAVI（からなび）」
就業・生活相談室テラス 「プラス＋」
夕方から開所していて就職者同士での交流や定期的な夕食会や土日でのレクレーションなど提供しており就職者の余暇活動のサポートもしています。
これは札幌市が障がい者の働いている方へ余暇のサポートがないという事で札幌市から委託をうけている就業・生活支援センターが併設という事で開始されています。
【札幌市の就業・生活支援センター（なかぽつ）のジョブサポーター】
ジョブサポーターとは就労してから使える支援になり、一定期間（平均的に3か月～6カ月程度）は職場の人間関係や業務面や職場への助言など集中的に職場へ訪問しその方と企業の両方が安心して就労継続が出来るようにサポートをするサービスです。
※ジョブサポーターは就労していませんが高等支援学校の実習期間には使用可能となります。
配置されているのは札幌市から委託をうけている就業・生活支援センター（なかぽつ）の4カ所に2名ずつ配置されておりますので札幌市には計8名のジョブサポーターが配置されています。
【まとめ】
札幌市には5か所の就業・生活支援センター（なかぽつ）があり、就職したい方が相談を行い、就労生活をして自立するために日々、問合せが続いております。その方にあった福祉サービスや地域との連携、申請の同行などもサポートしています。もちろん就職活動のアドバイスやハローワークへの同行、企業での体験実習などもあり具体的な就職活動のサポートもしますし、就労後は継続できるようにサポート（定着支援）も行っています。
アクセスジョブ札幌北24条センターでは就業・生活支援センター（なかぽつ）とも連携しその方が自信を持ち安心して就労継続できるようにサポートしています。
随時、見学なども受付しておりますのでお気軽にお問合せください。