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札幌北24条センター
札幌市における就労系サービスとは(就労継続A型、就労継続B型、就労移行支援)
2023.10.06

今回は札幌市における就労系サービスといわれる、就労継続支援A型と就労継続支援B型と就労移行支援について簡単にどのようなサービスが提供されているかご紹介します。また札幌市における状況も簡単に説明をさせていただきます。
就労継続支援A型、就労継続支援B型、就労移行の順番で説明をしていきます。
【就労継続支援A型(雇用型)とは?】
障がい者総合支援法に位置づけられている障がいのある方が雇用契約を結び作業を行い一般就労へ向けて体調の回復や自信を取り戻す、または今の生活の維持などを行うために利用する福祉サービスになります。
札幌市には200ヶ所以上あり雇用契約も結ぶことができる福祉サービスになり福祉的就労とも呼ばれています。作業内容は軽作業では創作物作成や生鮮工場での作業、PCでは入力業務や通販サイトへ出品作業など事業所により異なり多岐にわたります。
【就労継続支援A型はどんな方が利用?】
障がいのある方がまだ一般就労へ向かうのに「自信がない」「不安がある」「一般就労へ少し実務をして慣らしたい」などの方が利用しています。支援がある状態で就労できるサービスです。自信や体調が回復しA型から一般就労を目指す方もいます。
【就労継続支援A型の札幌市での状況】
雇用契約は結ぶ事ができますが、勤務時間として札幌市では4時間と短時間の所も多く、賃金は最低賃金(札幌市は現在960円)となり、1か月就労して収入では7万円から8万が平均的となっている。
もちろん就労継続支援A型から一般企業への就労を目指す方も多くいますが札幌市では就労への支援を行わない就労継続支援A型も多くあるようで一般就労する力のある方が就労継続支援A型にとどまり続けてしまうという問題もあるようです。

【就労継続支援B型(非雇用型)とは?】
障がい者総合支援法に位置づけられている障がいのある方が雇用契約を結ばず作業(生産活動)を行い就労への必要な力を育むことを定義されています。
札幌市には500ヶ所以上あり雇用契約を結ばず(非雇用)福祉サービスになり、作業は実務的な就労継続支援A型よりも簡単な軽作業が多く手芸品の作成や農産物加工、簡単なPCでの入力作業などにもなります。
【就労継続支援B型はどんな方が利用?】
就労継続支援B型はご自身の体調や傾向にあわせて無理をしないでご自身のペースで簡単な作業(生産活動)を行い労働することができます。
まだ体調に不安があるがどこか日中活動の場が欲しい方や、一般就労や実務的なものにまだ自信がない方などが利用されるケースが多い状況です。
【就労継続支援B型の札幌市での状況】
雇用契約を結ばず(非雇用)で作業(生還活動)を行い、お金をもらえる状況ですので賃金とは違い工賃として支払いがされます。
雇用契約が発生していないので最低賃金(札幌市は960円)ではなく作業(生産活動)に応じた報酬が受け取れます。
令和3年度の北海道の1か月の平均工賃は約16000円程度となっており、札幌市では平均で15000円~20000円とされています。
工賃額が気になる方は事業所へ確認などされると良いでしょう。

【就労移行支援(通所型)について】
札幌市には73ヶ所あります。
障がい者総合支援法に位置づけられている障がいのある方の一般企業へ就労のサポートを行うサービスになります。
最大で利用期間は2年となっており日々、通所しPCや作業やプログラムを通じ「得意」「不得意」やご自身の「傾向」など理解し支援員と相談しながら一般就労へ向けた準備をしていきます。それ以外ではその方にあわせて必要があれば地域の福祉サービスなどとも連携し健康面や生活面などのサポートもしていきます。
就職後も一定期間は仕事の継続ができるように定期的な面談や企業訪問しサポート(定着支援)も義務つけられています。
【就労移行はどんな人が利用?】
健康管理や対人、職業スキルや就労へむけて例えば
「どのようにして就職していいかわからない」「安心して働きたい」「自信を取り戻したい」「もう少し訓練して就職したい」「自分にあった仕事に就きたい」「自分のことをもう少し知りたい」などそういう方が利用し訓練を通じ一般就労を目指していくサービスです。
【就労移行支援はどんな訓練内容?】
各事業所により内容は様々ですが、PC関連に特化している所や軽作業に特化している所もあります。
アクセスジョブ札幌北24条センターでは・・・
□ PC関連
・MOSの資格取得(参考書や動画での勉強) ・名刺のデータ入力
・札幌市の企業一覧の入力作業 ・タイピング
・イラストレーター ・納品書の作成
・テキストのスキャン ・捺印やカット作業
・医療機関のリスト作成 ・封入作業
・各種、資格取得プログラム ・データ集計作業
など他にも多岐にわたりありますが職員が行う実務的な作業をして訓練し、それ以外では資格取得に向けて訓練をされる方もいます。
□ 作業関連
・ピッキング ・梱包 ・装飾
・発送準備 ・雑紙の仕分け ・備品の在庫確認
・訓練の在庫の棚卸 ・事業所内の清掃 ・消耗品の仕分け
など時により作業が追加されますが、体を動かしながら訓練をしています。
□ 座学プログラム
・就職に必要なビジネスマナー全般 ・応募書類作成のプログラム
・ストレス対処全般 ・気持ちの切り換えについて
・認知について ・利用開始から継続までの流れ
・面接練習や入退室 ・自己分析と自身の傾向の理解
・実際の就職者事例 ・対人練習(SST)
・障がい者雇用制度について ・ワーキングメモリについて
・電話応対とメモ ・グループワーク
など就職に必要なプログラムでロールプレイやストレス対処法や自己分析など多岐にわたり毎月内容を変更し実施しています。色々なプログラムや訓練、面談などを通じその方が自信を持ち安心して就職できることをサポートしています。
就職がゴールではなく、就労をしながらご自身のやりたい事が出来ている事がゴールとして一緒に悩んで考えサポートしていきます。

【札幌市における2022年度の就労移行支援の状況】
過去のブログに詳細は記載しておりますのでまだの方は下記を確認ください
URL:札幌市の就労移行支援について
【札幌市における就労系サービスについて まとめ】
今回は札幌市における就労系サービスについて簡単に説明をさせて頂きました。
説明させていただいたのが、
・就労移行支援 ・就労継続支援A型 ・就労継続支援B型
です。
それぞれどのサービスを検討するかなどはかどのような人が利用しているかは下記にまとめています。
・就労移行支援
健康管理や対人、職業スキルや就労へむけて例えば
「どのようにして就職していいかわからない」 「安心して働きたい」
「自信を取り戻したい」 「もう少し訓練して就職したい」
「自分にあった仕事に就きたい」 「自分のことをもう少し知りたい」
などそういう方が利用し訓練を通じ一般就労を目指していくサービスです。
・就労継続支援A型
障がいのある方がまだ 一般就労へ向かうのに「自信がない」「不安がある」「一般就労へ少し実務をして慣らしたい」などの方が利用しています。支援がある状態で就労できるサービスです。自信や体調が回復しA型から一般就労を目指す方もいます。
・就労継続支援B型
就労継続支援B型はご自身の体調や傾向にあわせて無理をしないでご自身のペースで簡単な作業(生産活動)を行い労働することができます。
まだ体調に不安があるがどこか日中活動の場が欲しい方や、一般就労や実務的なものにまだ自信がない方などが利用されるケースが多い状況です。
このようにその方にあった状況や体調で選んでいかれると良いかと思います。
就労移行支援アクセスジョブ札幌北24条センターは随時、見学を受付しておりますしご自身でどのサービスを選んでいけばよいか悩んでいる方の相談も対応しています。
色々と話を聞かせていただき情報をお伝えしたりもしていますのでお気軽にお問合せください。