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四ツ橋

5歳児健診の課題:より良い成長のために

2025.04.17

5歳児健診は、小学校入学を前に子どもの心身の発達を確認する重要な機会です。しかし、その実施にはいくつかの課題が存在します。

1. 発達の個人差への配慮

5歳という年齢は、発達の個人差が非常に大きい時期です。健診項目が一律であるため、発達の遅れや偏りの早期発見には繋がりにくい側面があります。一人ひとりの発達段階に合わせた、よりきめ細やかな評価方法の導入が求められます。

2. 専門性の高い人材の不足

発達障害など、専門的な知識が必要な課題を抱える子どもが増加しています。しかし、健診を担当する医師や保健師、心理士などの専門人材は不足しており、早期発見・早期支援体制の強化が急務です。

3. 保護者の理解と連携

健診の重要性や目的が十分に保護者に伝わっていない場合があります。健診結果の説明や、その後のフォローアップについても、保護者の理解と協力が不可欠です。保護者への丁寧な情報提供と、継続的な相談支援体制の構築が重要です。

4. 地域間の格差

5歳児健診の実施体制や内容は、地域によって差が見られます。都市部では専門機関との連携が進んでいる一方、地方では資源が限られている場合があります。地域間の格差を解消し、どこに住んでいても適切な健診と支援が受けられる体制整備が必要です。

5. 健診後のフォローアップ体制

健診で課題が見つかった場合、その後のフォローアップ体制が十分でない場合があります。医療機関や療育機関との連携、情報共有の仕組みを構築し、切れ目のない支援を提供することが重要です。

より良い5歳児健診に向けて

5歳児健診は、子どもの健やかな成長を支えるための重要な第一歩です。上記の課題を踏まえ、より質の高い健診の実現に向けて、関係機関の連携強化、専門人材の育成、保護者への丁寧な情報提供など、多角的な取り組みが求められます。

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