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【川崎】障がい者雇用におけるハード面とソフト面の配慮について

2023.11.03

皆さんこんにちは、アクセスジョブ川崎です。

私たちは普段川崎市で障がい者雇用や一般雇用に就くためのサポートを行っています。

 

ただ、そういった就職のための準備をする時に、多くの人が「働く際の配慮の求め方」について悩む姿が見受けられます。

今回は、そんな配慮の求め方について、ハード面・ソフト面から見ていこうと思います。

 

さて、皆さんは「配慮」という言葉を聞くと、どのようなイメージを持たれるでしょうか。

この配という言葉を辞書で調べてみると、配慮とは「事情をふまえて、気遣いのこもった取り計らいをすること」となっています。

障がい者雇用等では、この“事情を踏まえる”という所が重要であり、それぞれ障がい特性や苦手感に寄り添いながらも“気遣いのこもった取り計らい”をする、これが障がい者雇用における配慮となります。

 

では、このようにそれぞれの事情に対して、どのような取り計らいをすればいいのでしょうか。

様々な考えがありますが、今回は、そんな時に配慮として挙げられる、「ハード面・ソフト面」という配慮について、どのような配慮があるのか、解説していきます。

 

 

ハード面の配慮とは

 

最初に、ハード面とは何かというと「物理的・環境的」ということです。

では、具体的に環境的とは何かと言いますと「移動の際のスロープ設置・休憩の際には暗い部屋を利用できるように準備する・コピー機やシュレッダーなどから遠い場所に配置する」等のことがあります。

 

他にも、色分けをして文字を視覚的に分かりやすくするといったことや、文字を大きくして見やすくするなどの工夫があり、環境的に配慮するということは、多くの配慮の仕方が考えられます。

 

そして、物理的な配慮とは「聴覚障がいで周囲の音が効きづらい方に対して、しゃべる言葉を文字に起こして分かりやすくする・視覚的に情報が読み取りづらい場合に、録音の許可を頂き、後で聞き返す」等、機器を使うことで働きやすくなる場合があります。

 

このように、ハード面の配慮を考える際には、このような身体障がいのケースを想定される方も多くいらっしゃいますが、ハード面の配慮は身体障がいの方だけに起きるわけではありません。ハード面の配慮というのは、多くの人に幅広く使われています。

 

例えば、人によっては休憩中に横になれるスペースがあると落ち着くといった声や、音が気になるため耳栓を使用したい等、自分の特性に合わせて行けば、ハード面の配慮は数多くあります。

 

では、ハード面の解説に続けて、次はソフト面の配慮について観ていきましょう。

 

 

ソフト面の配慮とは

 

ソフト面を一言で表すならば、職場での周囲の人からの接し方や面談等、いわゆる形がないものが多く、他にも、業務のやり方を見直していく等のことがあります。

 

ソフト面を考える際には、形がないがゆえに、自由度が高いです。「優先順位を立てるのは苦手だから優先順位を立てて指示してほしい・自分からの報告が緊張して難しいため、報告のタイミングを決めてほしい」等、様々な状況や対応において、配慮を求めることが可能です。

 

しかし、配慮を求める際には、ただ相手に求めるだけでなく、自分が出来る工夫もソフト面では重要になってきます。

例えば「口頭の指示では分かりづらいため、文字での指示が欲しい」といった配慮の際には、毎回相手にメモを書いて、それをもらうだけでなく、頂いた指示内容を自分からメモして、次も同じ指示があるときは「以前いただいた指示と同じであればメモを取っております」等、自分から行う工夫も非常に大事になってきます。

 

このように、ソフト面は、形がない分配慮を求める側も考える部分があるのですが、これは企業や支援員と一緒に考えて作っていくことが出来るため、周りの人とやっていく意識が重要になってきます。

 

 

まとめ

 

このように、配慮にはハード面とソフト面があるのですが、それぞれにおいて重要な事は「その配慮をもらったら働きやすくなる」ということは変わりありません。

しかし、配慮を求める時に「自分にとって何が苦手か分からない・配慮を求めすぎて不安になる」といった声は多いです。

そういった際には、サクセスジョブ川崎では支援員がサポートいたしますので、ご安心下さい。

 

「働きたいけど就職先が見つからない」「なんの配慮を求めていいか分からない」といった際には、是非お問い合わせください。

皆様からのお問い合わせを、支援員一同心よりお待ちしております。