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【アクセスジョブ静岡】講演会「農福連携による高工賃の実現」に参加致しました

2024.02.08

みなさんこんにちは!アクセスジョブ静岡です。

1月26日に静岡市内で行われた講演会「農福連携による高工賃の実現」に支援員が参加致しました。

講師は社会福祉法人ゆずりは会 菜の花の施設長小淵様です。

みなさんは「農福連携」という言葉について耳にしたことはございますか?

農林水産省が推奨している農業と福祉の連携から、障がいのある方が自信ややりがいを持って社会に参加していくことを後押ししていく取り組みのことです。

実際に農福連携に取り組む事業所のお話を拝聴できる大変貴重なお時間となりました。

農業が与える成長への機会

こちらの作業所は農業を通じて得た利益を、利用者に工賃として還元する取り組みを行っています。

その中で、農業だけでなく内職作業も行っているそうですが、特に農業の経験が与える意味は大きいと感じました。

農作業を通じて得られる経験は、ただ仕事をするだけでなく、自然との触れ合いや生育過程の観察など、様々な学びが詰まっています。

これが、作業所の利用者たちにとって、自らの可能性を見つけ、成長する一助になっているようです。

農福連携において共通しているのは、苦手なことを指摘するのではなく、個々の長所を伸ばしていくアプローチです。

この考え方は、支援全体に通じるものであり、利用者たちが自信を持ち、自分の得意な分野で活躍できるようサポートされています。

農業と福祉が手を取り合って

農業と福祉が連携する中で、特に注目すべきなのは、外での活動や何かを育てることが、利用者たちの生きがいに繋がりやすい点です。

農業は手間と時間を要するものの、その成果物が目に見え、喜びとなって現れることが、利用者たちにとって大きなやりがいとなっているようです。

また、人手不足が深刻な農業界において、農福連携は双方にとってメリットが大きいと言えます。

作業所は生産力を確保し、利用者たちは社会に参加し、経済的な自立を目指すことができます。

この相互裨益の関係が、農業にとっても新たな可能性を切り拓く手助けとなっています。

しかし、高工賃を達成するまでの道のりは容易ではありませんでした。

施設長の話によれば、様々な課題や困難があったとのこと。

しかし、その困難を乗り越え、地域と協力し合いながら築き上げた成果が、今の成功に繋がっているのです。

農業を通じてよりよい地域へ

農業を通じた福祉の取り組みは、地域社会との連携が不可欠です。

お互いが手を取り合い、利用者たちが自らの可能性を最大限に引き出せるような環境づくりが求められています。

これからも、農福連携が地域社会に希望と新たな活力をもたらしてくれることを期待しています。

また、静岡県では「農福連携ワンストップ窓口」を開設し、人手を求める農業者と農作業に取り組みたい福祉事業所とのマッチング支援を行っております。

興味のある方はこちらから詳しい内容が確認出来ますので、一度ご覧になってみてください。

この農福連携は障がいのある方だけではなく、高齢者、生活困窮者、引きこもり、非行からの立ち直りを望む方など何らかの困難を持つ多くの方に向けて広がっています。

この取り組みが一歩を踏み出すきっかけになっていくように、私達も就労移行支援事業所として出来ることに取り組んでいくように努めていきます。

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