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上前津

その不安症、もしかして栄養不足かも?

2025.02.05

こんにちは、名古屋市中区にある就職に強い就労移行支援アクセスジョブ上前津です。(在宅支援も充実!)

今回は、不安に効く栄養素についてです。
いくつかの重要なビタミンやミネラルが精神的な健康をサポートすることが知られています。

以下に、不安に効果的な栄養素を紹介します。

マグネシウムは神経系に重要な役割を果たし、リラックスを促進する効果があります。
不足すると、不安感が増すことがあるため、ストレスを軽減するためにマグネシウムを摂取することが有益です。

効果:神経伝達を助け、ストレス反応を抑制する。
食品例:ほうれん草、アーモンド、かぼちゃの種、バナナ。

ビタミンB群は、精神的な健康に重要で、特にビタミンB6、B12、葉酸が不安や気分の調整に役立ちます。

ビタミンB6:セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の合成に関与し、気分を安定させる。
ビタミンB12:神経の健康に必要不可欠で、不足すると抑うつ症状や不安が強まることがあります。
葉酸:神経の健康をサポートし、精神的な健康を促進する。

食品例:鶏肉、魚、卵、緑葉野菜、全粒穀物。

オメガ-3脂肪酸は、脳の健康をサポートし、精神的な健康にも大きな影響を与えます。
特に、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)は不安や抑うつ症状を軽減する効果があるとされています。

効果:脳内の炎症を抑え、神経伝達を円滑にする。
食品例:サーモン、マグロ、亜麻仁、チアシード、クルミ。

亜鉛は神経伝達物質の合成を助け、神経系の健康をサポートします。
不足すると不安やストレスが増加することがあります。
亜鉛はまた、免疫機能をサポートし、身体のストレスへの適応力を高めます。

効果:神経伝達物質の合成をサポートし、ストレス反応を調整。
食品例:牡蠣、肉類、ナッツ、豆類。

ビタミンDは神経系の健康に重要で、不足すると抑うつ症状や不安が強まることがあります。
特に、日光を浴びることによって体内で合成されますが、冬季や室内で過ごす時間が多いと不足しがちです。

効果:神経系の健康を維持し、気分を安定させる。
食品例:サーモン、マグロ、卵黄、強化された乳製品。

L-テアニンは緑茶に含まれるアミノ酸で、リラックスを促進し、不安を軽減する効果があります。
ストレスが多いときに役立ち、注意力や集中力を維持しながら心を落ち着けることができます。

効果:リラックス作用があり、ストレスを軽減。
食品例:緑茶(特に抹茶や煎茶に多い)。

腸内フローラ(腸内細菌)の健康も精神的な健康に影響を与えることがわかっています。
腸内環境を整えることで、セロトニンの分泌が促され、精神的な安定に寄与します。

効果:腸内環境を整え、精神的な健康をサポート。
食品例:ヨーグルト、キムチ、納豆、ケフィア。

ビタミンCは抗酸化作用があり、ストレスホルモンであるコルチゾールのレベルを低下させる効果があります。
これにより、精神的な負担が軽減され、不安感が抑えられることがあります。

効果:ストレスの軽減と免疫機能のサポート。
食品例:オレンジ、キウイ、ピーマン、イチゴ。

銅過剰の影響
銅は体内で重要な役割を果たしますが、過剰摂取は不安や精神的な不調を引き起こす可能性があります。
銅が過剰になると、以下のような影響が考えられます。

亜鉛とのバランスの崩れ
銅と亜鉛は相互に影響し合うミネラルです。
銅が過剰になると、亜鉛の吸収が妨げられ、亜鉛不足を引き起こす可能性があります。
この亜鉛不足が不安や気分の不調を招くことがあります。

神経系への影響
銅が過剰に蓄積されると、神経系に悪影響を及ぼし、精神的な不安や混乱を引き起こすことがあります。

亜鉛と銅は相互に関わりがあるため、バランスよく摂取することが重要です。
過剰に銅を摂取すると亜鉛が不足し、逆に亜鉛が過剰だと銅の吸収に影響を与える可能性があります。
理想的なバランスを保つためには、亜鉛と銅の比率を2:1にすることが推奨されることがあります。

不安の軽減に役立つ栄養素は、マグネシウム、ビタミンB群、オメガ-3脂肪酸、亜鉛、ビタミンD、L-テアニン、プロバイオティクス、ビタミンCなどです。
これらをバランスよく摂取することで、精神的な健康をサポートし、不安を軽減する助けになります。

食事だけでなく、生活習慣やストレス管理も重要な要素なので、総合的なアプローチが効果的です。
栄養バランスを整えて皆さまが少しでも不安から解消されることを願います。