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職場見学を成功させる心構え:障害のある方が安心して臨むために

公開日:2025.06.13

更新日:2025.06.13

職場見学は、実際に働く環境を知り、企業文化を感じる貴重な機会です。特に障害のある方にとっては、自身の働き方を具体的にイメージし、不安を解消するための大切なステップになります。今回は、職場見学を実り多いものにするための心構えをいくつかご紹介します。

1. 事前準備で「知る」を深める

職場見学は、企業側も応募者側も「お互いを知る」場です。見学を最大限に活かすためにも、事前の準備は欠かせません。

まず、企業研究をしっかり行いましょう。企業のウェブサイトはもちろん、ニュース記事やSNSなども参考に、事業内容、企業理念、業界での立ち位置などを把握しておくと、見学中に質問がしやすくなります。

次に、見学の目的を明確にすることが重要です。「どんな仕事内容か」「どのような人が働いているのか」「職場の雰囲気はどうか」「バリアフリーの状況はどうか」など、ご自身が知りたいことを具体的にリストアップしておくと、質問漏れを防げます。特に、ご自身の障害特性上、気になる点(例えば、休憩スペースの有無、トイレの設備、通勤経路の安全性など)があれば、遠慮なく質問できるよう準備しておきましょう。

2. 積極的に「伝える」姿勢を持つ

職場見学では、企業側も応募者の皆さんのことを知りたいと思っています。ご自身のことを積極的に伝えることで、より深い理解に繋がります。

当日は、挨拶と自己紹介をはっきりと行い、感謝の気持ちを伝えましょう。見学中も、疑問に思ったことや、より詳しく知りたいことがあれば、積極的に質問してください。質問することで、企業への関心の高さを示すことができます。

また、ご自身の障害について、無理のない範囲で具体的に伝えることも大切です。例えば、「集中力を保つために休憩をこまめに取りたい」「特定の業務で配慮が必要になる可能性がある」など、具体的な配慮事項を伝えることで、企業側も受け入れ体制を検討しやすくなります。ただし、全てをオープンにする必要はありません。ご自身が「伝えたい」と思うことを、ご自身のペースで伝えましょう。

3. 「観察する」視点を持つ

職場見学は、実際に働く人々の様子や職場の雰囲気を肌で感じる絶好の機会です。

見学中は、単に説明を聞くだけでなく、積極的に観察しましょう。社員の方々の表情、デスク周りの様子、休憩時間の過ごし方、部署間の連携など、細かい部分に目を向けることで、ウェブサイトなどでは分からない「生の情報」を得られます。

特に、ご自身の障害特性と照らし合わせて、「ここで働く自分」を具体的にイメージできるかを意識して観察してみましょう。例えば、通路の広さ、照明の明るさ、音の大きさ、車椅子での移動のしやすさなど、物理的な環境も細かくチェックすることが大切です。もし不安な点があれば、その場で担当者に確認しましょう。

4. 感謝を伝え、次に繋げる

見学終了後には、改めて感謝の気持ちを伝えることが大切です。可能であれば、お礼のメールを送ると、丁寧な印象を与えられます。

そして、見学で得た情報を整理し、ご自身の希望や能力と照らし合わせて、今後の選択肢を検討しましょう。もし今回の職場がご自身に合わないと感じても、それは決して失敗ではありません。次に繋がる貴重な経験として、前向きに捉えてください。

職場見学は、未来の職場を見つけるための大切な一歩です。事前の準備と積極的な姿勢、そして観察力を持ち、実り多い時間にしてください。応援しています!

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