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障がいをお持ちの方がクローズ求人で働く際の注意点:知っておきたいポイント

公開日:2025.07.23

更新日:2025.07.23

障がいをお持ちの方が仕事を探す際、「オープン求人」「クローズ求人」という2つの選択肢があります。オープン求人は障がい者採用を前提とした求人である一方、クローズ求人は一般採用枠であり、障がいについて企業側に申告するかどうかは本人の意思に委ねられます。

クローズ求人での就職は、一般の社員と同じ職場で同じ条件で働ける可能性があるというメリットがありますが、一方でいくつかの注意点も存在します。今回は、障がいをお持ちの方がクローズ求人で働く際に知っておくべきポイントを解説します。

1. 障がい内容と必要な配慮の明確化

最も重要なのは、ご自身の障がい内容と、それによって必要となる配慮を正確に把握しておくことです。例えば、車椅子を利用している場合、バリアフリー環境が整っているか、通院の頻度が高い場合、休暇の取得が柔軟にできるかなど、具体的にどんなサポートがあれば安定して働けるのかを整理しましょう。

面接時に障がいを申告しない場合でも、いざ働き始めてから困ることがないよう、事前に自身の状況を客観的に見つめ直すことが不可欠です。

2. 企業文化と職場の雰囲気の見極め

クローズ求人では、企業側は障がい者雇用に特化したノウハウを持っていないことがほとんどです。そのため、入社後に理解や配慮が得られない可能性も考慮に入れる必要があります。

面接時には、企業のウェブサイトや求人票だけでなく、企業の文化や職場の雰囲気をできる限り情報収集することをお勧めします。例えば、残業が多い職場ではないか、有給休暇の取得がしやすい雰囲気か、従業員の健康を重視する傾向があるか、といった点は、障がいを持つ方が安定して働く上で重要な要素となります。可能であれば、企業説明会やインターンシップに参加し、実際に職場の様子を見てみるのも良いでしょう。

3. 障がいを申告するタイミングと伝え方

クローズ求人で働く場合、障がいをいつ、どのように伝えるかは非常にデリケートな問題です。入社前に申告するか、入社後に体調や業務に支障が出てきた際に申告するか、は個人の判断に委ねられます。

もし申告を決めるのであれば、入社前、内定が決まった段階で伝えるのが一つのタイミングです。この際、「障がいがあるから特別な配慮をしてほしい」というスタンスではなく、「障がいはあるが、このように工夫すれば一般の方と同じように業務を遂行できる」という前向きな姿勢で伝えることが大切です。具体的な配慮が必要な場合は、その内容も明確に伝えましょう。

また、入社後に申告する場合は、業務に支障が出始めたときや、体調が優れないと感じたときに、上司や人事担当者に早めに相談することが重要です。その際も、自分の障がいの特性と、どのようなサポートがあれば業務を継続できるのかを具体的に説明できるように準備しておきましょう。

4. 信頼できる相談先の確保

クローズ求人で働く上で、信頼できる相談先を確保しておくことも大切です。例えば、就労移行支援事業所の担当者や、地域の障がい者支援センターなど、専門的な知識を持つ機関と繋がっておくことで、困った時に具体的なアドバイスやサポートを受けることができます。

また、同じ障がいを持つ方のコミュニティや、オンラインのフォーラムに参加して情報交換をするのも有効です。一人で抱え込まず、様々な人と繋がりを持つことで、安心して働くためのヒントを得られるかもしれません。


クローズ求人での就職は、障がいを持つ方にとって大きなチャレンジであると同時に、新しい可能性を広げる機会でもあります。今回ご紹介した注意点を参考に、ご自身に合った働き方を見つけて、充実したキャリアを築いていかれることを願っています。

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