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障害者雇用における合理的配慮について

2023.07.06

こんにちは。

アクセスジョブ仙台です😄

「合理的配慮」という言葉を聞いたことはありますか?

障害者雇用では、障害による困りごとへの配慮を「合理的配慮」として事業主に求めることができます。

仕事をスムーズに進めるために、ご自身の障害に伴う特性や症状について、企業側にどのような配慮を求めるかは非常に大切なことだと思います。

今回は、障害者雇用における合理的配慮の意義と具体的な取り組みについて探っていきます。

まず、合理的配慮とは何でしょう。

障害者雇用における合理的配慮とは、障害を持つ人が就業において必要な支援や配慮を雇用者が提供すること を指します。

合理的配慮の目的は、障害に関わらず、能力や資質を有する人材が居住すること であり、雇用機会の平等性を確保する ことです。

具体的な合理的配慮の一例は、就業場所のアクセシビリティの向上です。例えば、車椅子を使用する人にとって、バリアフリーな環境は欠かせません。社会の基盤整備や設備改善によって、障害者が職場に円滑にアクセスできるようにする必要があります。これによって、障害を持つ人も自らのスキルを存分に発揮し、活躍することができます。

さらに、合理的配慮の一環として、柔軟な勤務時間や職務内容の調整 も重要です。

障害を持つ人々にとって、従来の一般的な労働形態には柔軟性が必要です。例えば、身体的な制約を持つ人には、適切な休憩時間や体調管理の配慮が求められます。また、職務内容においても、障害に適した業務を割り当てることで、能力を最大限に発揮できる環境を整えることが必要です。

さらに、合理的配慮の範囲は、身体的な要件だけでなく、精神的な支援も含みます。

例えば、発達障害を持つ人に対しては、コミュニケーション方法や職場の雰囲気の調整が必要です。障害の種類や個々の状況に合わせた適切なサポートを提供することで、相互理解と協力の関係を築くことができます。

また、合理的配慮の実施には、雇用者や管理者の意識改革も不可欠です。

障害をお持ちの方を適切に支援するためには、障害に対する理解や認識が求められます。障害者や関係者とのコミュニケーションや情報共有を図ることも重要です。それに加えて、障害者を雇用することによる多様な視点や経験を組織に取り入れることで、イノベーションや競争力の向上にも寄与することができます。 障害者雇用における合理的配慮は、法律によっても推進されています。例えば、日本では「障害者雇用制度法」が存在し、雇用者による合理的配慮の実施が求められています。これによって、障害者が社会参加を促進し、自己実現するための環境が整えられるのです。

障害者雇用における合理的配慮は、社会全体での意識の向上と取り組みが求められています。

障害を持つ人々が自分自身の能力を最大限に発揮し、自立して社会に貢献するためには、認識や環境の整備が不可欠です。私たち一人ひとりが、多様性を尊重し、障害者雇用の推進に積極的に参画することで、より包括的で公平な社会の実現に寄与できるのではないでしょうか。

最後になりますが、細かな配慮事項を一人で考えるのは大変なことかもしれません。

もっと詳しく知りたい!話を聴いてみたい!という方は、アクセスジョブ仙台までお問合せいただけますと幸いです。

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