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非公開: 川崎

障がい者雇用についての再確認

2023.09.11

先日「障がい者雇用について」というプログラムを座談会方式で行いました。

 

そもそも障がい者雇用とはどんな雇用なのか?
何度かプログラムでやってきても、いざ口頭で説明するとなるとうまく出てこないときがありますよね。
でも自分がどこまで理解しているのかを確認できるきっかけにもなります。

 

プログラム中にまずこんなことを聞きました。
「障がい者雇用って何ですか?知っていることを教えてください。」

・障がい者の人が働く
・配慮を受けながら働く
・企業が雇わなければいけない人数がある(法定雇用率)守らないと罰金がある

どれも正解です。
正確にいうと障がいを企業へ開示して働くことが障がい者雇用です。

 

では次に「障がい者雇用で働きたいときに必要なものは?」
これはすらすら出てきました。
そうです。障がい者手帳です。

続きまして、ハローワークでの求職者登録に必要なものは?
経験者がいたので「障がい者手帳と医師による意見書」と回答が出てきました。

 

さて法定雇用率に戻ります。
現在の民間企業は2.3%(従業員43.5人以上)ですが来年%が変わります。
何%になるのか?

なんと即答で正解された方がいらっしゃいました。正解は2.5%になります。
段階的なので3年後には2.7%へとさらに上がります。

その他にも履歴書の3枚用意し、オープン就労とクローズ就労の違いを見つけました。

 

面白かったのが求人票の見比べです。
表面しか見せずにどちらが障がい者雇用なのかを当ててもらいました。

どちらも横浜市内の駅近のアパレルショップだったのですが、時給が高い方が障がい者雇用でした。
「障がい者雇用だから安い」と固定概念を持っていると見落としてしまう事実です。

 

1番お伝えしたかったこととしては、自分以外の障がい者と働く可能性があること。

オープン就労でも、クローズ就労でも同じことです。

オープン就労で入社し、月日が経ち障がい者雇用の後輩が入社したときに今度はあなたが配慮事項を提供する側になる可能性があること。

自分はクローズ就労を希望しているから「障がい者雇用は関係ない」では通用しません。

仕事とは人との共同作業です。
主観ばかり強くならずに、企業側の事情や周りへの配慮を意識しましょう。