【アクセスジョブ静岡】利用者ブログ＜ポスト・パンクを彩ったアーティスト＞

みなさんこんにちは、アクセスジョブ静岡利用者のHです。

今回からポスト・パンクを飾ったアーティストを紹介していきます。

前回の記事でパンクの代表として“セックス・ピストルズ”の名を出しましたが、そのメンバーであるジョニー・ロットンは失望を覚えていました。メンバーであるシド・ヴィシャスがヘロイン中毒になりながらも、周りはまともに演奏できないのに舞台に立たせて観客と喧嘩させる、道具を壊させる。彼が持つ攻撃性とヴィヴィアン・ウエストウッドが手掛けたファッションは、確かに音楽性と組み合わせられて大衆人気を得たものの、今やパフォーマンス≧音楽に成り下がってしまっている。

そんな現状に、周りとぎくしゃくするのは時間の問題でした。

ジョニー・ロットンは“セックス・ピストルズ”からの脱退を表明し、名前をジョン・ライドンと改め、パブリック・イメージ・リミテッド：略称“PIL”を結成します。

PILはセックス・ピストルズ時代のストレートなパンク・ロックとはまったく異なり、フリー・フォームで金属的なサウンドを展開し、周囲に衝撃を与えました。また、代表作である「METAL BOX」や「album」などは現代美術に通ずるような面白いリリースの仕方をしています。

　　「album」の一例。albumだからalbum、t-shirtだからt-shirtと正にコンセプチュアル・アート。

他にも、パンクから実験音楽へ変貌を遂げたオルタナティヴTVや一見パンクっぽいがパンクじゃないフリッパーなど、パンカーたちの脱パンクが加速していきました。

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