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名古屋伏見
就職活動に必要なこと~安心して働くために大切な準備~
公開日:2025.05.20
更新日:2025.07.16

こんにちは、2025年5月1日開所した、就労移行支援アクセスジョブ名古屋伏見です。
障害を持つ方が就職活動を行う際には、一般の求職者と同様に「自己分析」「情報収集」「面接対策」などの基本的な準備も必要ですが、加えて「自分に合った働き方」「合理的配慮の必要性」など、障害の特性に応じた視点も重要になります。
今回は、障害を持つ方が就職活動を行うにあたり、必要なこと、安心して働くために大切なポイントについてまとめました。

1. 自己理解と障害特性の整理
就職活動の第一歩は「自己理解」です。
自分はどんな仕事に向いているか、どんな環境で力を発揮できるのかを把握することが重要です。
自分の障害特性を具体的に理解し、「どんな業務なら無理なく行えるか」「どのような配慮があれば働きやすいか」を明確にする必要があります。
例えば、聴覚に障害がある方は、筆談やチャットを通じたコミュニケーション方法を求めることがあります。
精神障害のある方であれば、定期的な通院や体調の波に配慮してもらう必要があるかもしれません。
こうした自己理解は、面接で企業側に適切に伝えるためにも必要不可欠です。
2. オープン就労かクローズ就労かを考える
就職の際、障害の開示をするかしないかは大きな選択です。
障害を開示して働く「オープン就労」では、企業は障害者雇用枠で採用し、必要な配慮を提供する責任を負います。
一方、障害を開示せず一般枠で働く「クローズ就労」では、配慮が得にくく、自分自身で調整しながら働く必要があります。
どちらが良いかは、障害の内容や体調の安定性、サポートの必要度によって異なります。
オープン就労を選ぶ場合は、「障害者手帳の有無」「支援者との連携」なども重要な要素となります。
3. 就労支援機関の活用
ひとりで就職活動を行うのは難しいこともあります。
そんな時に頼れるのが、就労移行支援事業所や地域障害者職業センター、ハローワークの障害者担当窓口です。
これらの支援機関では、職業訓練、応募書類の作成支援、模擬面接、職場実習などを通じて就労の準備をサポートしてくれます。
また、実際に就職した後も、定着支援といって、職場に長く安定して働けるようにフォローをしてくれるサービスもあります。
こうした支援を積極的に利用することで、安心して職場に馴染むことができます。
4. 合理的配慮について伝える準備
「合理的配慮」とは、障害のある人が他の人と平等に働けるようにするための企業側の取り組みのことです。
たとえば、「勤務時間の調整」「静かな作業環境の確保」「業務手順の明文化」などがあります。
重要なのは、就職活動の段階で「自分にはこういう配慮が必要だ」と説明できる準備をしておくことです。
配慮をお願いすることは、決してわがままではありません。
自分が力を発揮するための前提条件であり、企業と長く良好な関係を築くための大切なことです。
5. 就職後の継続支援も視野に入れる
就職はゴールではなく、新たなスタートです。
働き始めてからも困りごとは生まれます。
職場での人間関係、体調管理、業務内容の変化など、対応が必要なことが出てくるのは自然なことです。
そのためには、就労後も支援機関とつながり続けることが有効です。
場合によっては、職場と支援者が連携し、定期的に面談を行うことで、問題を未然に防ぐことができます。
自分ひとりで抱え込まず、必要なサポートを受けながら働き続けることが、安定就労への近道です。

誰もが自分らしく働ける社会を目指すために、まずは自分自身の強みと向き合い、必要な支援を活用して、一歩を踏み出してみましょう。
新規開所した就労移行支援アクセスジョブ名古屋伏見では、随時、見学・体験・相談を受け付けております。
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