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名古屋上前津
”だらしない”は誤解!?ADHDと遅刻の関係
公開日:2025.06.17
更新日:2025.06.20

こんにちは!
名古屋市中区にある就職に強い就労移行支援アクセスジョブ名古屋上前津です。
在宅支援も充実しております!
今回は、ADHDと遅刻の関係についてです。
皆さんは何回も遅刻をしてしまうことや、遅刻しないぞ!と気合を入れてもうまく行かなかった経験や、知り合いの遅刻癖が治らない!といったお悩みを抱えたことはありませんか?
遅刻が続くと「また遅刻しちゃった…なんで私だけこんなに時間通りに動けないんだろう?」と、そんなふうに自分を責めてしまいますよね。
それはあなたの“だらしなさ”ではなく、脳の特性によるものかもしれません。
ADHD(注意欠如・多動症)には、時間管理に関する独特の課題があるのです。
少しまとめておりますので、今後の生活にお役立てください!

ADHDと時間の感覚:なぜ遅刻が多くなるのか?
ADHDの人は、「時間の流れを把握する力」や「見積もり感覚」が弱いことがあります。
たとえば出かける準備を始めるタイミングをうまくつかめず、
家を出る頃にはもう遅刻してしまっている……そんなことが頻繁に起こります。
また、ハマったことに集中しすぎる「過集中」によって、時間を完全に忘れてしまうことも。
こうした特性のせいで、「時間にルーズな人」「だらしない」と誤解されやすいのが現実です。
でも、本人の意思や性格とは関係ないケースも多いのです。
遅刻が増えるとどうなるの?
1.信頼に影響する
約束の時間に遅れると、「時間を守る意識が低い」と見られてしまうことがあります。
特に仕事や学校では、信頼=時間を守ることと捉えられる場面が多いです。
2.相手の時間を奪ってしまう
待つ側からすると、自分の時間が無駄になったと感じやすくなります。
これが積み重なると、「大切にされていない」と感じさせてしまうことも。
3.全体の流れに支障をきたす
会議や授業など集団での活動では、1人の遅刻が全体の進行に影響することも。
遅刻によって何度も説明をやり直さなければならない場合など、周囲に負担がかかってしまいます。
4.自分のパフォーマンスにも影響する
時間ギリギリで到着すると、焦りや緊張で本来の力を発揮しにくくなることがあります。
気持ちよく1日をスタートするためにも、余裕をもって動けると理想的です。
ADHDの遅刻は対策で減らすことができる!
1.タイマーとアラームを“段階的”に使う
1回だけでなく「30分前」「15分前」「5分前」など複数回アラームを設定して、
行動の切り替えタイミングを増やすのが有効です。
音楽や声など、感覚に訴えるタイプの通知を使うと、より気づきやすくなります。
2.過集中対策として“終わりの時間”を設定する
何かに没頭しすぎるタイプの人は、「いつ始めるか」ではなく
「いつ終わるか」に意識を向けることで、うっかり遅刻を防ぎやすくなります。
たとえば「〇時に出かける」ではなく、「△時に今の作業をやめる」と決めておく、など。
3.前日の夜に“出発準備セット”を終えておく
朝のドタバタを減らすには、荷物や服、持ち物チェックなどを前日夜のうちに完了しておくのがポイントです。余計な判断や忘れ物によるバタつきを防げます。
4.スケジュールに「出る時間」も書き込む
カレンダーや手帳に「約束の時間」ではなく、“家を出る時間”を明記することも効果的。
「13時集合」だけでなく「12:30出発」と書くことで、時間の逆算がしやすくなります。
大切なのは「できない自分を責める」のではなく、
自分の特性を理解して“助けになる仕組み”を作ることです。

まとめ
遅刻を繰り返してしまう…それは決して怠けや甘えではなく、
ADHDという脳の特性による“時間とのズレ”が背景にあることもあります。
就労移行支援で訓練を受けることで遅刻を“減らす”ことだけでなく、
職員と一緒に、背景にある困りごとに一緒に向き合い、働きやすい環境を一緒に作っていくことができます。
どんなリズムであっても、自分に合った働き方と生き方は必ずあります。
アクセスジョブ名古屋上前津で、あなたらしく前に進む方法を探していきましょう!
LINEでもお問い合わせを受け付けております。お気軽にご連絡ください。


