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働きやすい職場を求めて|アクセスジョブ静岡
公開日:2025.07.31
更新日:2025.07.30

みなさんこんにちは。就労移行支援事業所アクセスジョブ静岡です。
「合理的配慮」という言葉、みなさんはどう感じていますか?
私は就労移行支援の仕事をするようになるまで、この言葉をほとんど意識したことがありませんでした💦
というのも、私は障がい者枠で働いていないので、面接で「何か配慮が必要ですか?」と聞かれたこともなければ、自分から「こうしてほしい」と伝えたこともなかったんです。
でも、支援の現場に関わるようになってから、利用者さんたちの「合理的配慮って一体どこまで言っていいの?」「わがままとどう違うの?」という声をたくさん聞くようになりました❔
今回は、そういった悩みやモヤモヤを一緒に考えてみたいと思います。
「働きやすい環境」って、人それぞれ
突然ですが、私はいわゆる「推し活」をしています✨
好きなアーティストのライブやイベントに行くのが、日々の元気のもとです。
そんな私にとっての「働きやすい環境」は、たとえばこんな感じです。
- 土日にイベントがあるから、その日はお休みを取りたい!
- ライブの次の日はできれば有給を使ってゆっくり休みたい!!
- 平日はできるだけ残業せず、夜は推し活の時間にしたい!!!
これを職場の条件に当てはめると、
- 土日休みの仕事
- 有給が取りやすい職場
- 残業が少ない環境
となります。
ここで気づいたんです。
これって別に「配慮」ではないけれど、自分が快適に働くための条件なんですよね💡
わがままと合理的配慮の違いって?
私が求めているのは、完全に「自分のための希望条件」です。
だからといって、そういった希望を持つことが「わがまま」かというと、私はそうは思いません。
ただ、「この希望がかなう職場」を探すことが大事なんだと思います。
例えばですが、土日も開店している店舗で働きたいのに「土日は休みたいです」という条件で働かせてくださいというのはわがままに近くなってしまうでしょう💦
店舗であれば平日より土日祝日の方が人手が欲しいのは当然ですので、そもそも採用してもらえない可能性のほうが高いです。
ですが、平日が出勤の企業であれば「土日休みたいです」という希望は何も問題ではありません。
みなさんの中にも、「配慮をお願いするのは気が引ける」「これって言っていいのかな…」と感じる方がいるかもしれません。
でも、希望を持つこと自体は自然なことです🌞
そして、その希望を叶える方法はひとつだけじゃありません。
会社に合わせてもらうこともあれば、自分が環境を選ぶこともあります。
両方あっていいし、どちらが正解というわけでもありません。
「求人内容から自分の希望にあった仕事を探す」ことと「合理的配慮をお願いすること」の二つを上手に組み合わせて、働きやすい職場を探していくことが大切になります。
働きやすさは「人間関係」から生まれることもある
理想の職場条件がすべて揃う会社って、正直あまり多くはありません。
たとえば、私が今働いているアクセスジョブ静岡でも、月に1回ほど土曜開所があります。
どうしてもライブと重なってしまうときはお休みをさせてもらっています😢
会社には有休もあるので、出勤日と予定が重なってしまった時にお休みをすること自体は別に問題ではないんですよね。
ここで大事になってくるのが、人間関係です。
「希望の日に休みにくい……」や「なんか働きにくい……」と思っている方は、この人間関係の部分が上手くいっていない可能性があります。
もし入社したばかりで、誰のこともよく知らない状態だったら、「この日休みたいんです」ってなかなか言い出しづらいですよね💦
特に障がい者雇用を考えている方は通院で定期的なお休みが発生するので、そのことに関して不安を持っている方もいるのではないでしょうか?
でも、半年たって慣れてきたり、信頼関係ができてきたりすると、自然と「来月、ちょっと予定があって…」と言いやすくなりませんか?
逆に「その日通院でしょ?代わりにやっておくよ」と言ってもらえたりすることもあります✨
そういう関係ができてくると、「合理的配慮」として始まったことが、だんだん「お互いの気遣い」として受け止められていくようになるのかもしれません。
みんな、何かしら「希望」は持っている
「合理的配慮」と聞くと特別なことのように思えてしまいますが、実は誰だって自分なりの「働きやすさ」を求めています。
会社にマグカップを持っていって、好きなコーヒーを飲む☕
サンダルに履き替えてリラックスして過ごす👡
イヤホンで音楽を聴きながら集中する🎵
冷蔵庫に好きなおやつを常備する🍩
こんなちょっとしたことも、実は「自分が働きやすくなる工夫」ですよね。
もちろん、それがOKな職場とNGな職場があります。
最初のうちは様子を見ながら、少しずつ自分らしさを出していくのがいいかもしれません。
「ちょっとしたお願い」から始めてみては
合理的配慮を「制度」として捉えると、ちょっと構えてしまうかもしれません。
でも、最初は「ちょっとしたお願い」でもいいんです。
そのお願いが、
相手に大きな負担をかけない
期間が決まっていて一時的なもの
長い目で見て職場のためにもなる
こういったことが伝われば、「それなら大丈夫だよ」と受け入れてもらえることも多いです。
それが、やがて「〇〇さんにはこのほうが働きやすいもんね」と、配慮ではなく当たり前のこととして受け止められるようになるかもしれません。
最後に
合理的配慮について悩んだとき、「これは配慮です」と言い切るよりも、「自分にとってのお願いって、どんな形なら受け入れてもらいやすいだろう?」と考えてみるのも一つの方法です。
迷ったときや、どう伝えたらいいか分からないときは、ひとりで悩まず、ぜひ私たちと一緒に考えていきましょう。
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