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出来ないことを「出来ない」という勇気を持とう|アクセスジョブ静岡

公開日:2025.11.27

更新日:2025.11.26

出来ないことを「出来ない」という勇気を持とう

こんにちは。就労移行支援事業所 アクセスジョブ静岡です。

利用者の方々の支援を続ける中で、自分を追い詰めてしまう方をよく見かけます。

特に多いのが、「できない」「わからない」と口に出せないケースです。

周囲に合わせて「大丈夫」「できる」と答えてしまった結果、無理をしてしまう――そんな場面を何度も見てきました。

仕事の場では「できる」と言えば相手は問題なく完了すると期待します。

だからこそ、本当にできない時に「できない」と言える勇気が必要です。

以下で、その理由と具体的な伝え方を整理します。


相手はあなたのキャパシティを知らない

自分の限界は自分にしかわかりません。

体調や業務量、作業の難易度、その日の気分によって「できる」かどうかは変わります。

 そのため、自分の状況を自分で判断して、相手に正しく伝える必要があります。


「出来ない」は口に出さないと伝わらない

自己理解ができても、それを職場で共有しなければ配慮は受けられません。

家族や支援者は何となく気づいてくれることもありますが、職場の上司や同僚は訓練の専門家ではありません。

合理的配慮を求める権利があっても、まずは自分から伝えることが前提です。

「安心して働くため」「心身の健康を守るため」という観点から、無理なときははっきりと伝えましょう。


具体的な伝え方(使えるフレーズ)

  • 「申し訳ないですが今の仕事量だと完了が難しいです。◯◯までならできます。」
  • 「この作業は慣れていないため、時間がかかります。優先順位を調整してもらえますか?」
  • 「今日は体調が優れないので、簡単な作業に変更していただけますか?」

こうした言い方は責任放棄ではなく、安全に・確実に仕事を進めるための報告です。

具体的な代替案や期限を示すと、相手も調整しやすくなります。


継続して発信すると周囲が変わる

「出来ない」と言うことを繰り返すと、同僚や上司はあなたの得意・不得意に気づきます。

すると次第に、声をかけ合いながら業務の分担がスムーズになります。

私たち職員の間でも「〇〇さんはこの作業が苦手だから代わりますね」といった連携が生まれます。

自分からの自己発信は、長期的に見ると働きやすさに直結します。


まとめ:出来ないと言うことは弱さじゃない

「出来ない」と言う勇気は、自分の心身を守り、職場の信頼構築につながります。

まずは自分の状態を正確に把握し、相手に具体的に伝える練習をしてみてください。

小さな一歩が、無理をしない働き方と長く続けられる仕事につながります。

アクセスジョブ静岡では、自己理解や伝え方を練習するプログラムも用意しています。

必要であれば具体的なロールプレイ例や、支援機関との調整方法もご提案しますので声をかけてください。

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