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清澄白河
【勤労感謝の日】周りへの感謝を思い出し、自分にも優しく
公開日:2025.11.21
更新日:2025.11.21

こんにちは。
11月の終わり、1年で最後の祝日「勤労感謝の日」。
“勤労をたっとび(尊び)、生産を祝い、国民が互いに感謝しあう日” として制定されている祝日で、日々の暮らしを支えているすべての「働くこと」に感謝を向ける日です。
毎日が慌ただしく過ぎていく中で、改めて「働く」ということに目を向ける機会は多くありません。私たちが当たり前のように利用しているお店やサービス、交通機関、社会インフラ、そして身近な人の支え…。どれも誰かが日々、時間と力を使って取り組んでくれていることで成り立っています。
勤労感謝の日は、そんなひとつひとつに静かに感謝を寄せることができる、穏やかな祝日ではないでしょうか。
勤労感謝の日の由来
勤労感謝の日は、もともと 「新嘗祭(にいなめさい)」 という、秋の実りに感謝する古くからのお祭りが由来とされています。
その年にとれたお米や作物を神さまにお供えし、自然の恵みを喜ぶ行事で、今も11月23日には宮中で受け継がれています。
戦後、宮中の行事と国民の祝日を分けるため、昭和23年(1948年)に「勤労感謝の日」という名前に改められました。
それ以来、働く人々や日々の営みに感謝する日として、現在まで続いています。
働き方は人それぞれ。どんな形にも価値がある
現代では、働き方や生活のリズムも多様になりました。
会社に勤める人、パートやアルバイトで働く人、自営業の人、リモートワークをする人。
また、家事や育児、地域の活動やボランティアなど誰かの生活や地域を支える大切な役割をしている人もたくさんいます。
どんな形であれ、日々の生活の中で「誰かを支えている」「誰かの役に立っている」という事実は変わりません。
勤労感謝の日は、そうした多様な“働き”すべてに光を当てる日でもあります。
「こんな働き方でいいのかな」
「もっと頑張らないといけないのかな」
そんな気持ちになることもあるかもしれませんが、まずは「今の自分のがんばり」をそっと認めてあげられたら十分です。
周りの人への“ありがとう”を思い出す日
日々の暮らしの中には、気づかないところで支えてくれる人がたくさんいます。
朝早くから働く人、お店を開けてくれる人、電車を動かす人、街をきれいに保つ人。
直接顔を見ることはなくても、私たちの生活は無数の「働く人」の力が重なって成り立っています。
もしよければ、いつもより少しだけ“ありがとう”を意識してみませんか?
家族や友人、同僚、店員さんなど、ふとした瞬間に感謝の気持ちを伝えると、自分の心もほんのり温かくなります。

自分自身にも少し優しく
勤労感謝の日は、周りの人へ感謝するだけではなく、“自分自身をいたわる日” としてもぴったりです。
忙しさに追われると、つい自分のことは後回しになりがち。「疲れているかも」「ちょっと休みたいな」そんな気持ちに気づくだけでも大切です。
寒い時期は体調を崩しやすい季節でもあります。
ゆっくりと温かい飲み物を飲んだり、いつもより早めに休んだり、小さな行動でも心と体のリフレッシュになります。
「今日もよくがんばったね」と、そっと自分に声をかけるような一日になりますように。
おわりに
勤労感謝の日は、働く人を労い、日々を支えてくれるものに心を向ける大切な祝日です。
どんな働き方であっても、誰もが社会の一部を支え、誰かの役に立ちながら過ごしています。この日が、皆さんにとって「周りへの感謝を思い出し、自分にも優しくなれる時間」となれば嬉しく思います。
どうぞあたたかくして、心穏やかな一日をお過ごしください。