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名古屋伏見

通所×在宅 良いとこ取りのハイブリット支援とは?

公開日:2025.12.03

更新日:2025.12.03

通所×在宅 良いとこ取りのハイブリット支援とは?

こんにちは、2025年5月1日開所した、就労移行支援アクセスジョブ名古屋伏見です。

近年、就労移行支援の現場で「通所と在宅訓練を組み合わせるハイブリッド支援」が注目されています。

その背景には、働き方の変化だけでなく、利用される方一人ひとりの“続けやすさ”を大切にした支援が求められていることがあります。

今回は、なぜハイブリッド支援が注目されているのか、その理由とメリットを掘り下げます。

働き方の多様化に伴い、企業でもリモートワークを取り入れるケースが一般的になりました。

これに合わせて、就労移行の現場でも「通所だけでは身につきにくい力」を在宅環境で育てるニーズが高まっています。

また、体調の波や外出の不安などによって、毎日の通所が難しい方もいます。
“行くか・行かないか”の二択ではなく、状況に応じて選べる仕組みが、継続した訓練につながりやすいのです。

在宅訓練には、通所では見えにくい課題や強みが浮き彫りになるメリットがあります。

自宅では誘惑や生活の影響を受けやすく、「決まった時間に座る」「集中状態をつくる」といったセルフマネジメントの力が必要です。
これは在宅就労を目指す方にとってとても重要なスキルです。

チャット・メール・ビデオ通話など、企業でも使われるツールの練習ができます。
話すタイミングや言葉の選び方など、対面とは違う配慮が求められます。

椅子・照明・音・家族との距離感など、自宅を“働ける場所”に整える工夫も必要です。
在宅就労が目標なら、訓練段階から環境調整の練習ができます。

一方で、通所は在宅では得られないメリットを持っています。

朝起きて支度をして外に出る。
これだけで体内時計が整い、生活リズムの安定につながります。

支援員や他の利用者とのコミュニケーションは対面だからこそ生まれる気づきがあります。
雑談・相談・フィードバックを受けることで、「働くイメージ」が明確になりやすいのも特徴です。

このように、在宅と通所はどちらか一方が優れているわけではなく、役割が異なります。
だからこそ“組み合わせることで最大の効果が得られる”のです。

ハイブリッド支援の大きな強みは、「その人の体調・特性・目標に合わせて調整できる」点です。

  • 体調が不安定な日は在宅で訓練
  • 対面で練習したい時は通所
  • 企業面接の練習はオンラインと対面の両方で
  • 働き方に合わせて段階的に負荷を増やす

この柔軟さは、利用者が“続けやすいペース”を守りながら、“確実に就職へ近づくため”に欠かせません。

今後、在宅就労がさらに広がることが予想される中、就労移行支援も「働く場の変化」に合わせた支援が必要になります。

通所で土台を作り、在宅で自立力を伸ばす。

その両方をバランスよく活かすことが、これからの就労支援の新たな道の一つになるかも知れません。

▼2025年5月に開所した就労移行支援アクセスジョブ名古屋伏見では、いつでも見学・体験・相談も可能です。
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