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八王子
SST(問題解決型)を実施しました!テーマは「他人との距離感」
公開日:2026.03.06
更新日:2026.03.06

先日、プログラムで SST(ソーシャルスキルトレーニング)問題解決型 を行いました。
今回のテーマは、利用者さんからの持ち込みで 「他人との距離感について」。日常生活や職場でも起こりやすいテーマを、参加者みんなで整理して「どうしたらうまくいきそうか?」を一緒に考えました。
問題解決型SSTってなに?
問題解決型SSTは、誰かの悩みを“正解探し”ではなく、
状況を整理 → 選択肢を出す → 試してみる方法を決める という流れで進めるプログラムです。
「一人で抱え込まない」「他の人の工夫を知る」「自分に合う方法を選べる」
そんな練習の場として実施しています。
今回扱った「他人との距離感」って、どんな悩み?
たとえば距離感の悩みは、こんな形で表れやすいです。
- 話しかけたいけど、今声をかけていいタイミングが分からない
- 近づきすぎてしまい、相手が引いている気がする
- 逆に、壁を作りすぎてしまって関係が続かない
- LINEや雑談の頻度・内容が難しい(送りすぎ/送れない)
- 断りたい時に断れず、疲れてしまう
「距離感」は目に見えないぶん、失敗してから気づいて落ち込む…ということもあります。だからこそ、事前に整理して“自分のルール”を作るのが大切です。
参加者で考えた「解決の手立て」例
当日は、状況に合わせて使える工夫をたくさん出し合いました。
一例をご紹介します。

① まず“サイン”を見る(相手の状況確認)
- イヤホン・スマホ・忙しそうな手元 → 今は控える
- 目が合う/笑顔がある → 一言声をかけてみる
② 声かけの“最初の一言テンプレ”を用意する
- 「今、少しだけいいですか?」
- 「相談というより確認なんですが…」
- 「5分だけ聞いてもらえますか?」
③ “近づき方”を段階にする(いきなり深い話をしない)
- あいさつ → 天気や近況 → 用件 → 相談、の順に少しずつ
④ 断る練習(距離を保つ言い方)
- 「今日は体力が少ないので、また今度でもいいですか?」
- 「今は作業に集中したいので、休憩時間に話せると助かります」
⑤ 自分が疲れないためのルールを決める
- 休憩時間は“休む時間”にする
- 話す相手・時間・頻度の上限を決める
- 困ったらスタッフに「今の距離感どう見える?」と確認する
最後に:「自分に合う方法」を持ち帰る時間
問題解決型SSTの良いところは、いろんな案が出る中で“自分に合うものを選べる”ことです。
当事業所では、最後に「今日試してみたいこと」を各自で1つ決めて、次回に振り返れるようにしています。
距離感は、性格の問題ではなく “練習して身につくスキル” です。
これからも、日常や職場で役立つテーマを取り上げながら、安心して練習できる場を作っていきます。