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生成AIでお話が作れちゃう?利用者さんが作ってくれました📚|アクセスジョブ静岡
公開日:2025.08.12
更新日:2025.08.08

みなさんこんにちは!就労移行支援事業所アクセスジョブ静岡です。
利用者さんと趣味の話をしていると様々なお話を聞くことが出来て日々楽しさを感じております。
その中で「生成AIで小説を作っている」という方がいらっしゃり「どういうこと!?」と思い詳しく聞かせてもらいました。
キャラクターの設定や世界観を考えて、それを元に生成AIを使ってどういう話を作ってほしいのか指示を出すとそれに合った話が出力されるとのこと。
生成AIについてはまだ賛否両論ではあると感じますが、仕事においては以前に比べるとAIを上手く活用して業務を効率化していく方に傾いてきているように感じます。
今後、アクセスジョブ静岡のプログラムでもAIの使い方について訓練していく必要もあるのかも……?
なんてことを考えながら、利用者さんに「もし良かったらブログで紹介をしたいので生成AIで小説を作ってくれませんか?」と頼んだところ快くOKしてもらえましたので、今日のブログでは利用者さんが生成AIで作成した小説をご紹介します✨
こちらから依頼をしたのは「働くことをテーマにしたお話」「3000字以内の短めなお話」の二点です。
その他は自由に、好きなジャンルで作ってみてほしいことをお伝えして作成をして頂きました。
それでは、お楽しみください✨
王都グランドールの賑わいと若き冒険者たち
王都グランドールは、今日も冒険者や商人で賑わっていた。石畳の道には様々な屋台が並び、香ばしいパンの匂いや、遠くから聞こえる鍛冶屋の槌音が街の活気を物語っている。その喧騒の中を、「ブレイズ・エコー」のメンバーであるリリア、カイ、ゼファーの三人は、特に目的もなくぶらついていた。
「はぁ……。もうすぐ昼だけど、今日の稼ぎはどうするの?」
リリアが、額に手を当ててため息交じりに言った。彼女の視線の先には、露店の店先に並べられた焼きたてのパンが見える。昨日受けたクエストの報酬は、宿代と今日の朝食でほとんど消えてしまった。
「ギルドに行くか?」
無口なカイが簡潔に提案する。彼の片手剣の柄に置かれた手が、わずかに緊張しているように見えた。カイは前線で戦うことを厭わないが、不確実な状況を好まない。
「んー、腹減ったなぁ。パン食いたい。今日のクエストはゴブリン退治がいい!」
ゼファーが大きくあくびをしながら、呑気な声で言った。彼の目はすでにパン屋に向けられている。両手斧を背負った彼の姿は、街の人々にとっては見慣れた光景だ。
三人はギルドへと向かうことにした。ギルドの建物は、グランドールの中心街から少し外れた場所に位置している。重厚な木製の扉を開けると、中には多くの冒険者がひしめき合っていた。クエストボードの前には人だかりができており、皆、今日の稼ぎを求めて真剣な表情で張り紙を見つめている。
「Fクラス向けのクエストは……と」
リリアは掲示板の低い位置にある張り紙を探した。高ランクのクエストは上の方に貼られているため、まだFクラスの彼らには縁がない。ようやく見つけたFクラスの張り紙に、リリアは目を凝らした。
下級クエスト:「畑を荒らすゴブリンの討伐」
「これだ!『郊外の農家からの依頼。畑を荒らすゴブリンの討伐。報酬:300パイラ』」
リリアが指差したのは、典型的なFクラスの討伐クエストだった。
「ゴブリンか。楽勝だな!」
ゼファーが楽しそうに両手斧を軽く握り直す。彼の鼻がひくつくのは、獲物を見つけた狩人の本能だろうか。
「油断はするな。一体だけとは限らない」
カイが冷静にゼファーを諫める。彼の目は鋭く、どんな小さな可能性も見逃さないように慎重だ。
リリアは受付へと向かい、クエストの受注手続きを行った。ギルド職員は彼らの身分証とギルドカードを確認し、淡々と手続きを進める。
「承知しました。農家のある場所はギルドマップに示してあります。くれぐれも気をつけてくださいね」
そう言って、職員は地図を渡し、簡単な説明をした。
郊外の畑へ
グランドールの郊外は、城壁に囲まれた中心街とは打って変わって、のどかな田園風景が広がっている。しかし、ここにも魔物の脅威は存在した。
農家の畑は、街から小一時間ほど歩いた場所にあった。畑にはいくつかの作物が見えるが、そこかしこが荒らされ、畝が踏み荒らされている。
「ひどい……。これじゃあ、農家の人も困るわよね」
リリアは荒れた畑を見て顔を曇らせた。
「あの辺りか」
カイが指差したのは、畑の奥にある小さな森だ。ゴブリンはたいてい、そうした隠れ家を拠点にする。
ゼファーはすでに待ちきれないといった様子で、斧を肩に担ぎ、森の方へ進もうとしている。
「ちょっと待って、ゼファー!作戦を立てよう。森の入り口は狭いから、カイが前衛で敵の注意を引きつけて。私は奥から火炎魔法で牽制する。ゼファーは……」
リリアが作戦を説明しようとすると、ゼファーはすでに森の奥へと足を踏み入れていた。
「うおーりゃあああ!」
ゼファーの雄叫びが森に響き渡る。直後、ガキン、という金属音と、ゴブリンの甲高い悲鳴が聞こえてきた。
「あーもう!勝手に突っ走っちゃうんだから!」
リリアは困ったように眉を下げたが、すぐに気を引き締め、杖を構える。
「行くぞ!」
カイはそう言い残し、素早く森の中へ駆け込んだ。リリアも遅れて彼らの後を追う。
森の中に入ると、そこにはすでにゼファーが数体のゴブリンを相手に暴れまわっていた。彼の両手斧が唸りを上げ、ゴブリンの粗末な装備を打ち砕いていく。しかし、ゴブリンも数で囲んでくるため、さすがのゼファーも少しずつ押され始めていた。
「くっ、多すぎだ!」
ゼファーが叫んだその時、カイが素早く間に入り、盾でゴブリンの攻撃を受け止める。そして、その隙に剣で一体を切り伏せた。
「リリア!」
カイの短い合図に、リリアはすぐに反応した。
「《ファイヤーボール》!」
リリアの手から放たれた小さな火の玉が、ゴブリンの群れに向かって飛んでいく。火の玉はゴブリンの群れの中心で炸裂し、数体が燃え上がった。ゴブリンたちは悲鳴を上げて散り散りになる。
「よしっ!そのまま追い込むよ!」
リリアの声に、カイとゼファーは息を合わせる。ゼファーは残りのゴブリンを勢いそのままに追い詰め、カイが逃げようとするゴブリンの退路を断つ。そして、とどめはリリアの追加の火炎魔法によって、あっという間に片付けられた。
小さな勝利と新たな目標
森の中には、ゴブリンの残骸と、彼らが落としたと思われる粗末な武器だけが残された。
「ふぅ……。終わったね」
リリアが安堵の息を漏らす。
「俺がもっと早く決着つければよかったんだ」
ゼファーが悔しそうに斧を下ろす。
「いや、連携が上手くいった。お前の突破力と、リリアの魔法がなければ、もっと時間がかかっただろう」
カイが冷静に評価した。
三人はゴブリンの討伐を確認し、農家に戻って報告した。農家の主人は心底安堵した様子で、深々と頭を下げて感謝の言葉を述べた。
ギルドに戻り、クエスト完了の報告をすると、受付の職員は手早く報酬を計算してくれた。
「300パイラですね。手数料を引いて、270パイラになります」
渡された小銭を前に、リリアは少しばかり複雑な顔をした。これで夕食は確保できるが、宿代を考えると、まだまだ余裕はない。
「よし!これでパンが食えるな!」
ゼファーは嬉しそうに小銭を握りしめている。
「今日中に、もういくつかクエストを受けよう。Eクラス昇格のためにも、経験を積まないと」
カイの言葉に、リリアは頷いた。
「そうだね。次はもっと効率よくこなせるように、もっとしっかり作戦を練らないと。あと、ゼファー、今度からはちゃんと私の話を聞いてね!」
リリアがゼファーを咎めるが、ゼファーはもう次のクエストボードを眺めている。
「よーし、次はどれにするかなぁ!」
「ブレイズ・エコー」の三人は、今日もまた、王都グランドールの片隅で、Eクラス昇格という目標と、明日への生活のために奮闘を続けるのだった。
いかがでしたか?
この先AIは業務の効率化のためにも活用されていくことが予想できます。
いきなりお仕事で使おうとすると中々難しいので、まずはこうして自身の生活や趣味と絡めて使ってみると「よくわからないもの」「難しいもの」という感覚が「身近なもの」に変わっていくのではないでしょうか?
実はもう一話お話を作っていただきましたので、そちらは次回のブログでご紹介させていただきますね✨
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