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清澄白河
9 月病にご用心!メンタル不調から自分を守る方法
公開日:2025.09.04
更新日:2025.09.04

9 月に入り、夏休み気分もすっかり抜けた頃でしょうか。
しかし、この時期、なんとなく気分が沈んだり、やる気が起きなかったり… そんな経験はありませんか?
それはもしかしたら「9 月病」かもしれません。
今回は、9 月に注意すべきメンタル不調とその原因、そして、自分を守るための具体的な方法をご紹介します。

9 月病とは?
9 月病とは、夏休み明けの 9 月頃に現れる、心身の不調の総称です。
医学的な病名ではありませんが、多くの人が経験する、季節性のメンタル不調と言えるでしょう。
主な症状としては、
- 気分の落ち込み、憂鬱感
- 倦怠感、疲労感
- 集中力低下
- 食欲不振
- 睡眠障害
- イライラ
- 無気力
などが挙げられます。
これらの症状が長く続く場合は、専門家への相談も検討しましょう。
9 月病の原因
9 月病には、様々な原因が考えられます。
- 夏バテの蓄積:
暑い夏を乗り越え、体力が消耗しているところに、仕事や学業が再開されるため、心身ともに疲労が蓄積しやすくなります。 - 季節の変わり目:
夏の暑さから秋の涼しさへと、気温や日照時間が大きく変化するため、自律神経が乱れやすくなります。 - 環境の変化:
夏休み明けで、生活リズムが元に戻ることにストレスを感じたり、新しい環境に馴染めなかったりすることがあります。 - 目標喪失感:
夏休みという目標を失い、次の目標が見つからない場合、喪失感や無気力感に襲われることがあります。 - 人間関係の悩み:
夏休み中に疎遠になっていた人との関係が再開されたり、新しい人間関係がスタートしたりすることで、ストレスを感じることがあります。

9 月病から自分を守る方法
9 月病は、早期に対策を講じることで、重症化を防ぐことができます。
以下の方法を参考に、自分自身をケアしていきましょう。
- 十分な睡眠を確保する:
睡眠不足は、自律神経を乱し、メンタル不調を悪化させる原因になります。
毎日同じ時間に寝起きし、質の高い睡眠を確保するように心がけましょう。
寝る前にカフェインを摂取したり、スマホを長時間見たりするのは避けましょう。 - バランスの取れた食事を心がける:
栄養バランスの偏った食事は、体力の低下を招き、メンタル不調を悪化させる原因になります。
野菜、果物、タンパク質、炭水化物などをバランス良く摂取し、規則正しい食生活を送りましょう。
特に、トリプトファン(セロトニンの材料)を多く含む食品(牛乳、大豆製品、ナッツ類など)を積極的に摂取するのがおすすめです。 - 適度な運動を取り入れる:
適度な運動は、血行を促進し、ストレスを解消する効果があります。
ウォーキング、ジョギング、ヨガ、ストレッチなど、軽い運動を毎日 30 分程度行うのがおすすめです。
運動する時間がない場合は、通勤時に一駅分歩いたり、階段を使ったりするだけでも効果があります。 - リラックスできる時間を作る:
仕事や学業に追われる毎日の中で、意識的にリラックスできる時間を作りましょう。
入浴、読書、音楽鑑賞、アロマテラピーなど、自分が心地よいと感じることを行うのがおすすめです。
瞑想やマインドフルネスも、リラックス効果を高めるのに役立ちます。 - 日光を浴びる:
日光を浴びることで、セロトニンの分泌が促進され、気分の落ち込みを改善する効果があります。
毎日 15 分程度、日光を浴びるように心がけましょう。
特に、午前中に日光を浴びるのがおすすめです。 - 誰かに相談する:
一人で悩まず、信頼できる人に相談することも大切です。
家族、友人、同僚、上司など、誰でも構いません。
話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になることがあります。
専門家(カウンセラーなど)に相談することも有効です。 - 完璧主義を手放す:
完璧主義な人は、目標を高く設定しすぎたり、結果にこだわりすぎたりする傾向があります。
完璧を求めすぎず、ある程度のところで妥協することも大切です。
「まあ、いっか」という気持ちを持つように心がけましょう。 - 新しい趣味を見つける:
新しい趣味を見つけることで、気分転換になり、生活に刺激を与えることができます。
興味のあること、やってみたいことをリストアップし、積極的に挑戦してみましょう。
地域のイベントに参加したり、オンラインコミュニティに参加したりするのもおすすめです。
まとめ
9 月病は、誰にでも起こりうるものです。
しかし、早期に対策を講じることで、重症化を防ぎ、快適な秋を迎えることができます。
今回ご紹介した方法を参考に、自分自身をケアし、心身ともに健康な状態を保ちましょう。
もし、症状が改善されない場合は、早めに専門家にご相談ください。