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西船橋
あなたの花粉症はなに花粉?季節別花粉情報【就労移行支援】
公開日:2025.10.02
更新日:2025.10.03

「くしゃみが止まらない」「目がかゆくて仕方ない」そんな症状に悩まされているあなた。自分がどの花粉に反応しているのかを知ることで、より効果的な対策を立てることができます。今回は季節別の花粉の特徴と対策方法について、わかりやすくお伝えしていきます。
|花粉症ってなぜ起こるの?
花粉症は、体の免疫システムが花粉を「敵」だと勘違いして起こる反応です。本来は無害な花粉に対して、体が過剰に反応してしまいます。そして、体内に侵入した花粉を撃退しようと、IgE抗体という抗体が作られ、再び花粉と接触すると肥満細胞からヒスタミンなどの化学物質が分泌され、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの症状を引き起こします。
主な症状としては
- くしゃみ
- 鼻水・鼻づまり
- 目のかゆみ・充血
- のどの違和感
これらの症状は、季節や花粉の種類によって程度が変わることがあります。
|季節ごとの花粉症の種類と特徴
春の花粉症(2月〜5月)

■スギ花粉(2月〜4月)
春の花粉症といえば、多くの方が思い浮かべるのがスギ花粉ですね。日本の花粉症患者の約7割がスギ花粉に反応すると言われています。
特徴:
- 飛散時期:2月上旬〜4月下旬
- ピーク:3月上旬〜中旬
- 飛散距離:数十キロメートルと非常に遠くまで飛ぶ
症状の特徴: スギ花粉症の方は、鼻の症状が特に強く出る傾向があります。朝起きたときの連続したくしゃみや、さらさらとした鼻水が特徴的です。

■ヒノキ花粉(3月〜5月)
スギの花粉飛散が終わる頃に始まるのがヒノキ花粉です。スギ花粉症の方の約7割は、ヒノキ花粉にも反応するため要注意です。
特徴:
- 飛散時期:3月中旬〜5月上旬
- ピーク:4月上旬〜中旬
- スギ花粉との交差反応が多い
症状の特徴:皮膚のかゆみや喉の違和感を訴える人も一定数います。また、ヒノキ花粉は粒子がスギよりもやや小さく、より奥まで入り込みやすいという特性もあります。
夏の花粉症(5月〜8月)

■イネ科花粉(5月〜8月)
「夏なのに花粉症?」と思われる方もいるかもしれませんが、実は夏にも花粉症の原因があります。それがイネ科の植物による花粉です。
主な植物:
特徴:
- 飛散距離:比較的短い(数百メートル程度)
- 背が低い草なので、子どもの方が症状が出やすい
- 梅雨時期と重なるため、雨上がりに症状が悪化することがある
症状の特徴: イネ科花粉症の方は、目の症状が強く出ることが多いです。また、口の中がかゆくなったり、ひりひりしたりする「口腔アレルギー症候群」を併発することもあります。
秋の花粉症(8月〜10月)

■ブタクサ花粉(8月〜10月)
秋の花粉症の代表格がブタクサです。「秋の花粉症」といえば、多くの場合このブタクサが原因となっています。
特徴:
- 飛散時期:8月〜10月
- ピーク:9月中旬
- 背の低い雑草で、空き地や河川敷に多く生育
症状の特徴: ブタクサ花粉症の方は、喉の症状が出やすいのが特徴です。また、メロンやバナナなどの果物でアレルギー症状が出る場合もあります。

■ヨモギ花粉(8月〜10月)
ブタクサと同時期に飛散するのがヨモギ花粉です。
特徴:
- 飛散時期:8月〜10月
- ピーク:9月
- 全国的に分布している
症状の特徴:ヨモギは道端や空き地などどこにでも生育するため、都市部でも症状が出やすいのが特徴です。草刈りや掃除の際に症状が悪化することもあります。
冬の花粉症
基本的に冬(11月〜1月)は花粉の飛散が少ない時期です。この時期に鼻炎の症状がある場合は、ダニやハウスダストが原因の通年性アレルギー性鼻炎の可能性が高いでしょう。
|あなたの花粉症の原因を特定するには?
症状の時期をチェック
まずは自分の症状がいつ頃から始まり、いつ頃まで続くかを記録してみましょう。
- 2月〜4月:スギ・ヒノキの可能性が高い
- 5月〜8月:イネ科の可能性が高い
- 8月〜10月:ブタクサ・ヨモギの可能性が高い
医療機関での検査
より確実に原因を特定するには、医療機関でのアレルギー検査がおすすめです。
血液検査(RAST検査):
- 採血により特定の花粉に対するIgE抗体を測定
- 複数の花粉を同時に調べられる
- 結果が出るまで数日かかる
皮膚テスト:
- 皮膚にアレルゲンを付けて反応を見る
- 当日中に結果がわかる
- 薬の服用状況によっては受けられない場合も
|花粉症の基本的な対策
外出時の対策
- マスクの着用:花粉用マスクで約70%の花粉をカット
- メガネの着用:花粉用メガネなら約65%の花粉をカット
- 帽子の着用:髪に付く花粉を防ぐ
- 服装の工夫:つるつるした素材で花粉が付きにくい服を選ぶ
室内での対策
- 手洗い・うがい・洗顔:帰宅後すぐに行う
- 服を払う:玄関で花粉を落としてから入室
- 洗濯物:室内干しか乾燥機を利用
- 窓の開閉:花粉の多い時間帯(午後1時〜3時頃)は避ける
生活習慣の見直し
- 十分な睡眠:免疫バランスを整える
- バランスの良い食事:特にビタミンCやDを意識
- ストレス管理:ストレスは症状を悪化させる
- 適度な運動:免疫機能の正常化に役立つ
まとめ:自分に合った花粉症対策を見つけよう
花粉症は一年中様々な植物の花粉によって引き起こされます。自分がどの花粉に反応しているかを知ることで、より効果的な対策を立てることができますね。
症状の出る時期をしっかりと把握し、必要に応じて医療機関でのアレルギー検査も受けてみてください。適切な治療と日常生活での工夫を組み合わせることで、つらい花粉症の季節も快適に過ごすことができるはずです。
就労移行支援では、そういった環境の変化やストレスへの対処法も学ぶことが出来ます。
少しでも内容が気になった方はお気軽にお問い合わせ下さい。
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