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就職後に「そんなこともできないの?」と思われるかもと不安な皆様へ|アクセスジョブ静岡

公開日:2025.10.14

更新日:2025.10.13

就職後に「そんなこともできないの?」と思われるかもと不安な皆様へ

みなさんこんにちは!就労移行支援事業所アクセスジョブ静岡です。

今回のブログでは”障がい者枠で働き始めて「自分は職場でどう思われているんだろう?」と不安を感じている利用者さまの声”にお答えしていきます。

実際に障がい者雇用で働き始めた利用者さまの声と、その方の職場での担当者さまから伺ったお話を元にお伝えをしていきますので、将来自分が働いた時の参考にしてみて下さいね。


●「そんなこともできないの?」と思われているのでは?

利用者さんとお話していると、「自分が仕事でできないことがあると、周りの人に『そんなこともできないの?』と思われるのではないか」と心配になるという声をよく耳にします。

ですが、職場の方々から直接お話を伺っている限り、そういった言葉を投げかける方はほとんどいません。

むしろ「障がい者枠で働く方は、できないことがあるのは当然だと思っている」「作業がゆっくりでも気にしていない」という声が多く聞かれます。

詳しい障がい内容までは知らなくても、「どうしても苦手なことがあるのは自然なこと」という認識を持ってくださっている方が多いのが現状です。

逆に耳にするのは、「挨拶を返してもらえないと少し寂しい」「メモを取らずに同じことを繰り返し聞かれると困ってしまう」「任された仕事に対して否定的な言葉が多いと戸惑う」などのお声です。

これらは障がいの有無にかかわらず、誰でも同じ状況なら相手に不安を感じたり、仕事がやりづらくなる要因になる行動ですよね。

つまり、多くの職場では「できないこと」そのものよりも「仕事やコミュニケーションへの姿勢」の方が気にされています。

実際に、「作業がゆっくりでも、笑顔で挨拶してくれたり、頼んだ仕事を前向きにやってくれるから助かっている」という声もいただきます。

就労移行支援事業所では「挨拶をする」「相手の目を見て話す」「まずは任された仕事をやってみる」といったアドバイスを大切にお伝えしています。

よく「それよりも仕事が出来る方が良いんじゃないですか?」と仰る方もいらっしゃるのですが、スキル以上に大事な「姿勢」が、職場の方と良い関係を築く鍵になるからなんですよ。


●「職場の人は自分の障がいを理解してくれている?」と心配になる方へ

「自分の障がいや配慮事項は、職場の人にちゃんと伝わっているのかな」「理解してくれているのかな」と不安に感じる方もいらっしゃいます。

でも実際には、職場の全員が障がいや配慮についてしっかり理解していることを期待するのは、正直なところ難しい部分もあります

人事担当の方や上長の方は理解してくださっている場合が多いですが、同僚の方々には細かな配慮事項までは伝わっていないことも少なくありません。

「それならオープンで働く意味がないのでは?」と思うかもしれません。

ただ、考えてみてください。

みなさんも、たまたま同じ会社の別部署や取引先の方の障がいや配慮事項を、詳しく理解して接するのは難しいと思いませんか?

障がい者枠で働いていない方でも、「小さなお子さんがいる」「親の介護がある」などの事情を抱えていることで遅刻や早退が多くなっている方がいらっしゃることがあります。

自分自身がそういった職場の皆様の障がい特性や事情を理解し、適切な接し方をするというのはとてもハードルの高いことです。

また、例え職場全体に情報として障がい特性を共有されていても、同僚の方々は支援者ではないため障がいについての知識が深いとは限らず、全員が適切な対応を取ってくれるとは限りません。

大切なのは、「理解してもらえないこともある」と心のどこかで受け止めておくこと。それによって、不意に期待を裏切られたような気持ちになるのを防ぎやすくなります。

もちろん、職場に必要な配慮は企業や支援機関が整えていくものです。

理解されていないと感じた時は我慢するのではなくアクセスジョブ静岡に相談をいただき、どうすれば現状が改善できるかを一緒に考えていきますよ。


●働くうえで大切なのは「姿勢」

これから働くにあたり、みなさんもさまざまな不安を感じていると思います。

でも、働くうえで一番大切なのは「姿勢」です

  • 作業スピードよりも「やろうとする気持ち」が大切
  • 同僚は支援者ではないと心得て、わかりやすい伝え方を意識する
  • 「まずは任されたことに取り組んでみよう」という気持ちを持つ

こうした心構えを大切にすることで、「この人と一緒に働きやすいな」と思ってもらいやすくなります。


●最後に

「障がいがあるからできないことがあるのは仕方がない」と思っている職場の方は多いです。

逆に、「態度や姿勢」に不安を持たれるケースの方が圧倒的に多いのです。

だからこそ、「できる範囲で前向きに取り組む姿勢」を意識するだけで、職場の方々との距離はきっと近づきます。

不安なことがあれば、私たち支援機関や職場の担当者にも遠慮なく相談してくださいね。

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