清澄白河

冬至

公開日:2025.12.12

更新日:2025.12.12

こんにちは。

12月に入り、街にはクリスマスの飾りがきらめき、年末の気配が漂ってきましたね。

そんな時期に迎えるのが、季節の節目である 「冬至(とうじ)」

今年の冬至は 2025年12月22日 です。

冬至は、北半球で 「一年のうちもっとも昼が短く、夜が長い日。」太陽の力が弱まり、冬の深まりを感じるタイミングでもあります。

冬至は“太陽が生まれ変わる日”と言われていた

昔の人々は、弱まった太陽が冬至を境に再び力を取り戻すと考え、「一陽来復(いちようらいふく)」 ― 良いことがまためぐってくる日、と捉えていました。

冬至は“陰(夜)から陽(昼)へ切り替わる日”とも言われ、日本だけでなく、世界中で特別な日として大切にされています。

冬至といえば「ゆず湯」

日本では冬至にゆず湯に入る習慣があります。

これは、ゆずに含まれる香り成分やビタミンが体を温め、肌にうるおいを与えるという実用面に加えて、

  • 「冬至」を「湯治」にかけ、「柚子」を「融通(ゆうずう)が利く」につながる語呂合わせ
  • 香りで邪気を払うという考え

など、昔ながらの縁起も込められています。

寒くなるこの時期、ゆず湯でゆっくり温まるのも冬至ならではの楽しみです。

かぼちゃを食べるのはなぜ?

冬至といえば「かぼちゃ」を食べる習慣もあります。

これにはいくつか理由があります。

  • 冬でも保存がきく、栄養豊富な食べ物だった
  • 風邪をひかないよう、ビタミンをしっかり取るため
  • 「ん」がつく食べ物を食べると運がつくという縁起かつぎ

   (「南瓜」なんきん=かぼちゃ)

寒い日には、かぼちゃの煮物やポタージュで体をやさしく温めるのも良いですね。

冬至に見られる“季節の境目の静けさ”

冬至の頃は、空気が澄み、夜の時間が長いことで、いつもよりゆっくり自分と向き合えるような、静かな雰囲気があります。

  • 夕焼けが早くて空がきれい
  • 街の灯りがいつもよりくっきり
  • 冬の星座が見つけやすい

そんな冬至ならではの景色も、ちょっとした癒しになります。

おわりに:あたたかさを大切にしたい日

冬至は、一年の折り返しのような日でもあります。

夜がもっとも長いからこそ、温かい食べ物やお風呂、人とのつながりがより心に染みる時期。

忙しい年末の中でも、少しだけゆっくり、「身体を温める・心を休める」そんな時間をつくれるといいですね!

季節の節目を感じながら、どうぞあたたかくお過ごしください。