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【利用者ブログ】最近読んだ本を語る【日曜日の独り言】|アクセスジョブ静岡

公開日:2026.02.08

更新日:2026.02.06

殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

みなさんこんにちは!就労移行支援事業所アクセスジョブ静岡の利用者YYです。

本日は最近読んだ本「殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス 著:五条紀夫」をご紹介します✨

「メロスは激怒した」。日本人なら恐らく(日本の学校のカリキュラムに詳しくは無い為所説あり)小学生以上なら一度は聞いた事があると思われる有名な小説の始まりの一文です。

文豪太宰治による小説「走れメロス」は今なお読み続けられる名作です。少なくとも、青空文庫に全文載っているのになお紙の小説で発刊されているので名作に違いないでしょう。

そんな名作を取って、パロディとして書き上げられたのが五条紀夫氏の「殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス」です。

タイトルからして既に原作を否定しているかの様に見えますが、ご安心ください。メロスはちゃんと走ります。

しかし走る途中に沢山の殺人事件という妨害が入るだけです。

今回は、最小限のネタバレでこちらの小説を紹介したいと思います。

当小説は、原作と同じく「メロスは激怒した」から開始しますが、時間軸は別の所から開始します。原作をリスペクトしつつ、コメディタッチに書かれていると思って居たら急に歴史的説明が入って笑えば良いのか感心すれば良いのか分からなくなる不思議な小説です。

文学らしく書かれている中に急に現代語の「マッチョ」や「インテリジェンス」、「クール」等の言葉が突っ込まれてるのは「自分は何を読んでいるんだ?」と一瞬疑問に思ってしまいます。しかしこの小説は全般的にそういう小説なので疑問に思ってはいけません。そのまま気にせず読み進めましょう。世の中割り切る事も大事です。

読み進めていくと3ページ位でメロス以外の登場人物が登場します。その名を「イモートア」。

どちら様でしょうか。

勿論原作の「走れメロス」にはイモートアなんて名前のキャラクターは出てきませんし、語感から察せるようメロスの妹です。走れメロスの登場人物には殆ど名前が付けられて居ない為、本作では原作無名のキャラには適と……非常に分かりやすい名前が付けられています(妹の婿のムコス、婿の父親、つまり義父のギフス等)。

しかし、度々現実に存在した人物が(原作未登場でも)出てきたりするので混乱しやすいです。「あれ、この名前分かりやすくないぞ」と感じましたら実在人物であると考えるのが良いでしょう。

そして唐突に現れる、謎の存在「イマジンティウス」。

本当にどちら様???

この謎の人物、正体はメロスの妄想、イマジナリーなセリヌンティウス、通称イマジンティウスです。何故妄想が喋って動いて自我を持っているのか。この主人公、割と無茶苦茶である。そしてセリヌンティウスを邪知暴虐のディオニス王に人質にされたメロスは、自分の中の妄想のイマジンティウスと共に走りまわり、何故か頻繁に遭遇する殺人事件を解決していくのであった。何なんだこの小説は。

個人的感想としては、とても読みやすいのですがギャグの直後に物凄く真面目な歴史的注釈が入れられたりしてどういう感情を抱けば良いのか情緒が迷子になる小説でした。最終的には「そんなバカな!?」な結末にたどり着くまで、個人的に色々実在人物の事を調べたりもしました。なかなか歴史の勉強にもなる本でした。こんなにギャグなのに。

原作の「走れメロス」や作者の太宰治を知っていると尚面白いだろうというネタ等も入っているので是非筋肉とマッチョとフィジカルで物事を解決して行くメロスを見たい方、はたまた情緒を迷子にしたい方は手に取るのをお勧め致します。

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