
知っておきたい心理効果「初頭効果」と第一印象
公開日:2026.02.17
更新日:2026.02.17

「第一印象が大事」
そんな言葉を、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
とはいえ、「具体的に何を意識すればいいの?」と感じる方も多いと思います。
今回は、面接や日常のコミュニケーションにも役立つ“第一印象の仕組み”について、考えてみましょう。
まず、「第一印象」とは何でしょうか。
辞書で調べてみると、「物事や人に接して最初に受けた印象」 とあります。プライベートでもビジネスの場でも、第一印象はとても大切ですよね。
特に、これから就職活動や面接を控えている方とっては、面接官に与える第一印象が採用を左右すると言っても、決して大げさではないのではないでしょうか。
「初頭効果」という言葉はご存じですか。
初頭効果とは、 「人は最初に提示された情報や受けた印象に強く影響される」 という心理的な傾向のことを指します。面接では、自己PRとして自分の長所や短所を整理して臨むことが多いと思います。
ここで、以下の5つの要素を面接官に伝えると仮定してみましょう。
この自己PRを、次の2つのパターンで伝えた場合を考えてみます。
①長所から話すケース「協調性がある」→「気配りが上手」→「細かいところが気になる」→「視野が狭い」→「落ち着きがない」
②短所から話すケース「視野が狭い」→「落ち着きがない」→「細かいところが気になる」→「協調性がある」→「気配りが上手」
さて、皆さんはどう感じるでしょうか。
伝えている内容はまったく同じで、違うのは話す順番だけです。
「順番が違うだけなら、印象も変わらないのでは?」と思うかもしれません。
しかし実は、この“順番”こそが非常に重要なのだそうです。
先に長所を伝えた場合、「細かいところが気になる」という長所とも短所とも取れる特徴は、前に出た長所の影響を受け、前向きな印象として受け取られやすくなります。
一方で、短所から伝えた場合は、同じ内容でもネガティブな印象に引っ張られ、短所として捉えられてしまう可能性が高くなるのです。
情報を伝える順番だけで印象が大きく変わると考えると、少し怖い気もしますよね。
ですが、見方を変えれば、面接で活用できるとても有効な技術とも言えます。
これもひとつのわざですね!

この「初頭効果」を意識して、まずは自分の強みやポジティブな面から伝えることで、面接官に好印象を持ってもらいやすくなります。
ぜひ上手に活用して、採用につなげていきたいですね。
また、この考え方は面接だけでなく、日常のコミュニケーションにも活かせます。
プライベートでも、まずはポジティブな情報から伝えることを意識してみてはいかがでしょうか。
相手に良い印象を与え、良好な人間関係を築くことができれば、対人関係のストレスを減らすことにもつながるかもしれません。