
睡眠リズムを整えるために、訓練でできること
公開日:2026.03.14
更新日:2026.03.14

〜生活習慣と服薬管理の両方から考える〜
皆さんこんにちは、アクセスジョブ八王子のスタッフです。
タイトルの通りに、
「朝起きられず昼まで寝てしまう」
「昼夜逆転していて、朝型に戻したい」
このような悩みは、就職に向けた生活づくりの中でも少なくありません。
睡眠リズムが乱れると、通所の安定や日中の集中力、体調にも影響しやすくなります。
そこで今回は、睡眠リズムを整えるために訓練で取り組めることを紹介します。
睡眠リズムが乱れやすい理由
睡眠リズムが崩れる背景には、次のようなことがあります。
- 夜遅くまでスマホを見てしまう
- 日中の活動量が少なく、夜に眠くならない
- 不安や考え事が多く、寝つきにくい
- 朝起きられず、昼まで寝る生活が続いている
- 一度乱れた生活リズムが習慣になっている
睡眠の問題は、「気合い」で解決するものではなく、毎日の習慣を少しずつ整えることが大切です。
訓練で取り組めること
1.起きる時間をなるべくそろえる
昼夜逆転を直すときは、寝る時間よりもまず起きる時間をそろえることが大切です。
- 毎日なるべく同じ時間に起きる
- 休みの日も大きくズレすぎないようにする
- 最初から完璧を目指さず、少しずつ早める
- 通所時間を決めて、朝起きる理由を作る
「朝起きる練習」として通所を活用することも大切です。
2.朝の行動をパターン化する
起きたあとに何をするか決めておくと、二度寝を防ぎやすくなります。
- カーテンを開ける
- 顔を洗う
- 着替える
- 水分をとる
- 朝食を食べる
- 家を出る準備をする
朝の流れを決めておくことで、体も頭も起きやすくなります。
3.朝の光を浴びる
朝の光は、体内時計を整える助けになります。
- 起きたらカーテンを開ける
- ベランダや玄関先に少し出る
- 通所のために外へ出る
- できる範囲で朝の散歩を取り入れる
「朝に光を浴びること」は、朝型生活への第一歩です。
4.日中に活動する時間を増やす
夜に眠れるようにするには、日中の活動も大切です。
- 訓練に参加する
- 軽作業やプログラムに取り組む
- 人と話す時間を作る
- 無理のない範囲で外出する
日中に適度な疲れがあると、夜の眠りにつながりやすくなります。
最初は短時間利用から始めるのでも大丈夫です。
5.夜の過ごし方を見直す
夜の過ごし方によって、寝つきやすさは変わります。
- 寝る直前までスマホを見すぎない
- 明るい光を避ける
- 夜更かしの習慣を少しずつ減らす
- 寝る前の流れを決める
たとえば、
- 照明を少し暗くする
- 温かい飲み物を飲む
- ストレッチをする
- リラックスできる音楽を流す
このようなルーティンを作ると、眠る準備がしやすくなります。
6.生活記録をつける
睡眠の乱れは、自分では原因に気づきにくいこともあります。
記録するとよい内容は、たとえば次のようなものです。
- 寝た時間
- 起きた時間
- 昼寝の有無
- 服薬した時間
- 朝起きたときの状態
- 日中の眠気
- 体調や気分
記録をつけることで、
「夜更かしした翌日は起きにくい」
「薬を飲んだ翌朝に眠気が残りやすい」
など、自分の傾向が見えやすくなります。
服薬管理も大切なポイント
睡眠リズムを整えるときは、生活習慣だけでなく服薬管理も大切です。
眠剤や睡眠薬を使っている場合は、
- 医師の指示どおりに服用する
- 自己判断で増やしたり減らしたりしない
- 急にやめない
- 飲む時間を確認する
- 飲んだあとの体調変化を見ておく
ことが大切です。
眠剤が合っていない可能性があるサイン
「薬を飲んでいるのにうまくいかない」ときは、薬が今の生活に合っていない可能性もあります。
たとえば、次のような様子があるときです。
- 朝なかなか起きられない
- 昼まで眠気が残る
- だるさが強い
- ふらつきがある
- 頭がぼんやりする
- 日中の集中がしづらい
- 記憶があいまいな感じがある
こうしたときは、自己判断せず主治医や医師に相談することが大切です。
相談するときに伝えたいこと
受診や相談の際は、次のようなことを整理しておくと伝えやすくなります。
- 何時に薬を飲んだか
- 何時ごろ寝たか
- 朝何時に起きたか
- 起きやすさはどうだったか
- 日中の眠気はあるか
- だるさやふらつきはあるか
- 生活リズムで困っていることは何か
支援員は薬の調整はできませんが、
- 記録を一緒につける
- 困りごとを整理する
- 受診時に伝える内容をまとめる
といったサポートはできます。
気をつけたいこと
睡眠を整えたいときは、次の点にも注意が必要です。
- 薬を自己判断で調整しない
- お酒と眠剤を一緒に使わない
- 一気に生活を変えようとしすぎない
- できない日があっても自分を責めすぎない
睡眠リズムは、少しずつ整えていくものです。
まとめ
睡眠リズムを整えるために、訓練でできることはたくさんあります。
- 起きる時間をそろえる
- 朝の行動を決める
- 朝の光を浴びる
- 日中に活動する
- 夜の過ごし方を見直す
- 生活記録をつける
- 服薬状況を確認する
また、眠剤を使っている方は、
「飲んでいるか」だけでなく「自分に合っているか」を確認することも大切です。
生活面と服薬管理の両方を見直しながら、無理のない形で少しずつ睡眠リズムを整えていきましょう。