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アクセスジョブの就労移行支援は就職率91%以上! 定着率や職種別割合についても解説

公開日:2025.06.20

更新日:2025.06.20

アクセスジョブの就労実績91%就職者600名以上、就職先の傾向

就労移行支援を活用して一般企業への就職を実現するには、事業所選びが肝心です。全国にはさまざまな就労移行支援事業所がありますが、その一つであるアクセスジョブは、就職率91%という高い実績を誇っています(※)。

アクセスジョブの就労移行支援。支援スタッフ。

アクセスジョブを利用した方は、どのような職種に就いているのでしょうか。

本記事では、就労移行支援の概要や全国平均の就職率、アクセスジョブの就職実績、就職率が高い理由などを解説します。就労移行支援の利用に当たって、就職率の高い事業所を選びたいという方は、ぜひ参考にしてください。

※参考:アクセスジョブ「就労移行支援の就労実績」 (参照2025-05-15).

>>> 目 次 <<<

  1. そもそも就労移行支援とは
  2. 就労移行支援からの就職率
  3. アクセスジョブの就職率
    • 就職者の職種別割合
    • 就職者の障がい・病状の割合
    • アクセスジョブの利用期間
    • 職場定着率
  4. 就労移行支援からの就職での平均給与額
  5. 就労移行支援からの就職率が高い理由
  6. なぜアクセスジョブの就労移行支援は就職率が高いのか
    • 一人ひとりに合わせた充実のサポート体制​
    • 専門スキルの学習や資格取得も目指せるプログラム
    • 教育・福祉50年のノウハウと実績
  7. まとめ

そもそも就労移行支援とは?

就労移行支援の職業トレーニング、パソコン訓練

就労移行支援とは、障がいや難病を抱える方で、一般就労(一般企業への就職)を希望する65歳未満の方を対象に、職業トレーニングや就職活動支援、就職後の職場定着支援などを行う障がい福祉サービスです(※1)。

障害者手帳を持っていない方も、市区町村から「障がい福祉サービスの受給者証」の交付を受ければ、サービスを利用できます。就職に向けてスキルや知識の習得を目指すだけでなく、職場見学や実習の機会も提供されるのが特徴です。就職後は6カ月間の職場定着支援を受けられ、事業所の支援員が利用者と企業の間に入り、長く働き続けられるようにサポートを行ってくれます(※2)。

※1 参考:厚生労働省「障害者総合支援法における就労系障害福祉サービス」 (参照2014-09-25)

※2 参考:厚生労働省「就労定着支援の実施について」 (参照2024-03-29)

就労移行支援からの就職率(一般就労移行率)は57.2%

厚生労働省の資料によると、2022年は15,094人が就労移行支援を利用し、一般就労移行率は57.2%でした(※1)。一般就労移行率とは、就労移行支援の利用を終了した方のうち、一般企業への就職に移行した方の割合のことです。この数値には、支援を途中で中断した方も含まれます。

以下は、就労移行支援の利用者数と一般就労移行率の推移です(※1)。

 就労移行支援利用者数一般就労移行率
2017年8,906人48.3%
2018年12,224人52.9%
2019年13,288人54.7%
2020年11,614人53.4%
2021年13,946人56.3%
2022年15,094人57.2%

就労移行支援の利用者は年々増加しており、それに伴って、一般企業への就職率も少しずつ上昇していることが分かります。

算出方法が異なるため、単純に比較はできませんが、2023年度にハローワークを通じて就職した障がい者の割合は44.4%です。比較すると就労移行支援を活用した方が高い成果を上げているともいえます(※2)。

※1 参考:厚生労働省「就労支援施策の対象となる障害者数/地域の流れ」 (参照2025-05-15).

※2 参考:厚生労働省「令和5年度ハローワークを通じた障害者の職業紹介状況などの取りまとめを公表します」 (参照2024-06-28).

アクセスジョブの就職率は91%

アクセスジョブは、全国に18カ所の拠点を持つ就労移行支援事業所です(※1)。

アクセスジョブは、全国に18カ所の拠点を持つ就労移行支援事業所。就職率91%

2022年の就労移行支援全体の一般就労移行率は57.2%ですが、アクセスジョブを利用した方のうち、91%が一般企業への就職を実現しています(※2)(※3)。

ここからは、アクセスジョブの就職実績について、詳しくご紹介します。

※1 参考:アクセスジョブ「事業所を探す」(参照2025-05-15)

※2 参考:厚生労働省「就労支援施策の対象となる障害者数/地域の流れ」 (参照2025-05-15)

※3 参考:アクセスジョブ「就労移行支援の就労実績」(参照2025-05-15)

就職者の職種別割合

アクセスジョブを通じて一般企業に就職した方の職種別割合は、以下の通りです。

職種割合
事務・事務補助41%
福祉13%
品出し・清掃12%
その他34%

(※)特に「事務・事務補助」の仕事に就いている方が41%と多く、次いで福祉関連の仕事が13%です(※)。アクセスジョブを運営しているクラ・ゼミグループは、教育・福祉に50年以上の実績があるため、これらの分野に関連した仕事への就職に強みを持っています(※)。

「その他」に分類される職種には、以下のような業種が含まれています。

  • 運輸業・郵便業
  • 建設業
  • 情報通信業
  • 宿泊業
  • 飲食業
  • 電気・ガス・熱供給・水道業
  • 金融業・保険業
  • 不動産業
  • 教育・学習支援業
  • 製造業
  • 卸売業・小売業

幅広い業種への就職実績があることから、事務や福祉以外の職種を希望する方も、自分に合った働き方を見つけやすい環境といえるでしょう。

※参考:アクセスジョブ「就労移行支援の就労実績」 (参照2025-05-15).

就労移行支援アクセスジョブでは様々な職業選択が可能。

就職者の障がい・病状の割合

アクセスジョブを利用して就職した方は、2025年4月時点で600名以上です(※)

特に直近2年で就職者が急増しています。開所して日の浅い事業所があることを考慮すると、アクセスジョブを利用されたかたのうち、就職したかたの割合はかなり高いと言えます。

就職を実現した方の障がい・病状の割合は、以下のようになっています。

精神障がいのある方72%(うち23%は発達障がいのある方)
療育手帳をお持ちの方15%
身体障がいのある方7.6%
その他13%

(※)精神障がいを抱えている方の割合が最も多くなっていますが、療育手帳をお持ちの知的障がいのある方や、身体障がいを抱えている方も、一般企業への就職を実現しています。アクセスジョブでは、それぞれの特性や希望に応じた支援を行っているため、さまざまな障がいや病状を持つ方が利用しやすい環境が整っています。

※参考:アクセスジョブ.「就労移行支援の就労実績」 ,(参照2025-05-15).

利用期間

アクセスジョブを利用して、一般企業への就職を実現するまでの期間は、平均で6カ月から1年です(※1)。就職までの期間には個人差があり、中には2カ月という短期間で就職を実現した方もいます(※1)。

一方で、就労移行支援は原則2年間の利用が可能です(※2)。短期間での就職を目指したい方は多いかもしれませんが、必ずしも「早く就職できればいい」というわけではありません。

大切なのはご自身のペースで、自分に合った就職先を見つけることが重要です。アクセスジョブでは、その方の状態や目標に合わせたカリキュラムを設計し、就職のタイミングも含めて一緒に考えていく支援が行われています。

※1 参考:アクセスジョブ.「就労移行支援の就労実績」「就労移行支援の就労実績」 (参照2025-05-15).

※2 参考:厚生労働省「障害者総合支援法における就労系障害福祉サービス」 (参照2014-09-25).

定着率

就労移行支援を利用して就職することは一つの大きな目標です。しかし、それにも増して大切なのは、その職場で長く働き続けることです。

就職した方が長く働き続けているかどうかは、定着率を見れば分かります。

アクセスジョブを利用して一般企業に就職した方のうち、半年以上働き続けている方は84%です(2025年4月時点)(※1)。

一方、全国的な障がいを持つ方の1年後の定着率は、以下のようになっています(※2)。

障がいの種類就職から1年後の定着率
精神障がい49.3%
発達障がい71.5%
身体障がい68.0%
知的障がい68.0%

比較対象の期間に差があるため単純に比較はできませんがアクセスジョブの定着率が全国平均と比べても高いことが分かります。アクセスジョブは、就職後に自分らしく活躍し続けられるように、定着支援を充実させているのが特徴です。

※1 参考:アクセスジョブ.「就労移行支援の就労実績」.「就労移行支援の就労実績」 ,(参照2025-05-15).

※2 参考:独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター「障害者の就業状況等に関する調査研究」 (参照2025-05-15).

就労移行支援からの就職での平均給与額

就労移行支援後の平均給与、額給与 給、与明細書

厚生労働省が公表した「令和5年度障害者雇用実態調査」の結果によると、障がいごとの平均月額給与額は以下のようになっています(※)。

障がいの種類平均月額給与額
精神障がい149,000円 (残業手当を除く所定内給与額:146,000円)
発達障がい130,000円 (残業手当を除く所定内給与額:128,000円)
身体障がい235,000円 (残業手当を除く所定内給与額:223,000円)
知的障がい137,000円 (残業手当を除く所定内給与額:133,000円)

また、週所定労働時間別の平均給与額は以下の通りです(※)。

 10時間未満10時間以上20時間未満20時間以上30時間未満30時間以上(通常)
精神障がい16,000円71,000円121,000円193,000円
発達障がい21,000円66,000円107,000円155,000円
身体障がい67,000円107,000円162,000円268,000円
知的障がい43,000円79,000円111,000円157,000円

これらのデータから、労働時間が長いほど平均給与が高くなる傾向が見て取れます。

障がい者雇用は、一般雇用に比べると給与が低いように感じられるかもしれません。しかし、労働時間が30時間未満で働いている方も多いため、一概に給与が低いとはいえないでしょう。

※参考:厚生労働省..「令和5年度障害者雇用実態調査結果報告書」 ,(参照2025-05-15).

就労移行支援からの就職率が高い理由 

就労移行支援で学ぶ、社会人としてのビジネスマナーやコミュニケーションスキル。グループワーク。

就労移行支援の就職率が高い理由は、就労移行支援が一般就労の実現に特化した障がい福祉サービスだからです。

就労移行支援では、就職活動時にアピール材料となるスキルや知識を習得できる職業トレーニングが受けられます。トレーニング内容は事業所によっても異なりますが、一般的には社会人としてのビジネスマナーやコミュニケーションスキルなどを学べます

これらのスキルや知識を身に付けて就職活動に臨むことで、採用される可能性を高められるでしょう。

また、障がいや難病を抱えている方が一般企業で長く働き続けるためには、理解のある職場を見つけることも重要です。就労移行支援では、ハローワークなどと連携し、障がいや病気に理解のある企業の求人情報を提供するなど、利用者の就職活動をサポートしてくれます。

面接対策や面接への同行など、実践的な支援と適切なアドバイスをしてくれるので、ご利用者が安心して就職活動に取り組める環境が整っています。

障がい福祉サービスの中では最も就職率が高い

障がい福祉サービスの中には、就労移行支援以外にも就労継続支援A型・B型があります。

厚生労働省の2022年度のデータによると、各サービスの一般就労移行率(就職率)は以下の通りです(※)。

障がい福祉サービスの種類就職率(2022年)
就労移行支援57.2%
就労継続支援A型26.2%
就労継続支援B型10.7%

このように、就労支援サービスを比較して最も高い就職率を誇っているのは、就労移行支援です。

就労移行支援は一般企業への就労を目的としています。一方で、就労継続支援A型・B型は、一般就労が困難な方に対して、働く場を提供し、就労の機会を確保することを目的としています。そのため、就職率は就労移行支援の方が高くなるのです。

※参考:厚生労働省「就労支援施策の対象となる障害者数/地域の流れ」 (参照2025-05-15).

なぜアクセスジョブの就労移行支援は就職率が高いのか

アクセスジョブの就労移行支援は就職率が高い。個別支援・個別対応 

就労移行支援事業所は全国に多数ありますが、その中でもアクセスジョブが91%と高い就職率を誇るのは、他の事業所にはない強みがあるからです。

アクセスジョブの高い就職率を支える3つのポイントをご紹介します。

①一人ひとりに合わせた充実のサポート体制​

アクセスジョブの就職率が高い理由は、一人ひとりに合わせた充実のサポート体制をご用意しているからです。

アクセスジョブでは、利用される方の特性や生活状況、ご希望を踏まえて、オーダーメイドの個別支援プログラムを作成します。通所によるプログラム受講が基本となりますが、状況によっては在宅で訓練を受けていただくことも可能です。

経験豊富なスタッフがチームとなり、一人ひとりに最適な支援をご提供することで、安心して就職を目指せる環境を整えています。

②専門スキルの学習や資格取得も目指せるプログラム

専門スキルの学習や資格取得も目指せるプログラムを提供していることも、アクセスジョブの就職率が高い理由です。

アクセスジョブでは、Webデザインのような専門スキルの習得やFP技能士といった資格取得につながるさまざまなプログラムをご用意しています。

受講するプログラムは、適性や目標に応じて選んでいただくことが可能です。専門スキルや資格を取得したことを就職活動でアピールすれば、採用につながりやすくなるでしょう。

対面プログラムや動画を見ながら実際に操作して学べるeラーニングの他、全国北海道から九州まで、どこからでも受けられるオンライン講義(生配信)もご用意しています。オンライン講義は、全国の参加者がチャットを活用したコミュニケーションを活発におこないながら進行する、大変人気の高い訓練メニューです。

③教育・福祉50年のノウハウと実績

教育・福祉に50年以上の実績を持つクラ・ゼミグループが運営する就労移行支援事業所です(※)。

学習塾や障がい児通所事業所などの運営を通して得たノウハウを生かし、就労移行支援を利用される方の就職実現をしっかりとバックアップします。行政や支援機関との信頼関係も厚く、各所とのスムーズな連携で、一人ひとりに寄り添ったサポートを行うことが可能です。

※参考:アクセスジョブ「就労移行支援の就労実績」 (参照2025-05-15).

【まとめ】

アクセスジョブで自分に合った就職を実現しよう

アクセスジョブで自分に合った就職を実現しよう。適職探し。

就労移行支援は、就労系の障がい福祉サービスの中では、最も就職率が高い支援制度です。その中でもアクセスジョブは、就職率91%、定着率84%と高く、これまでに600名以上が一般企業への就職を実現しています(※)。

一人ひとりの特性や目標に合わせたオーダーメイドの支援プログラム、スキル習得・資格取得をサポートする充実したカリキュラム、そして福祉・教育分野で50年以上の経験を持つ運営元クラ・ゼミの安心の支援体制が、あなたの「働きたい」をしっかりとサポートします。

※参考:アクセスジョブ「就労移行支援の就労実績」 (参照2025-05-15).

アクセスジョブの就労支援が少しでも気になったというかたは、ぜひ最寄りの事業所をチェックしてみてください。以下の「事業所を探す」からお探しいただけます。

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